STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第15回 言語聴覚士国家試験 第41問

音響学第15回

第15回 言語聴覚士国家試験 第41問(音響学)の正答は 3 です。無声音「さ」[s]と有声音「ざ」[z]の音響的違いを問う。

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問題
「さざんか(山茶花)」の「さ」と「ざ」との子音の音響的違いはどれか。
  1. 1.無声区間の有無
  2. 2.摩擦区間の有無
  3. 3.線スペクトル構造の有無 ✓
  4. 4.ホルマントの有無
  5. 5.アンチホルマントの有無

正答:3番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 20.7%難問

121人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 「さ」と「ざ」の違いは線スペクトル構造の有無

無声音「さ」[s]と有声音「ざ」[z]の音響的違いを問う。有声の「ざ」は声帯振動を伴うため調波(線スペクトル)構造をもつが、無声の「さ」はもたない。違いは線スペクトル構造の有無である。



【各選択肢の解説】

1. 無声区間の有無
❌ 誤り。両者の区別を本質的に説明しない。正しくは「さ」[s]と「ざ」[z]の違いは声帯振動による線スペクトル(調波)構造の有無に表れる。
2. 摩擦区間の有無
❌ 誤り。どちらも摩擦音で摩擦区間をもつ。正しくは摩擦区間は両者に共通で、違いは有声性(線スペクトル構造の有無)である。
3. 線スペクトル構造の有無
✅ 正しい。有声の「ざ」は声帯振動による調波構造をもち、無声の「さ」はもたない(=正答)。
4. ホルマントの有無
❌ 誤り。母音の特徴で子音の区別ではない。正しくはホルマントは声道の共鳴で、後続母音[a]には「さ」「ざ」ともにホルマントがある。
5. アンチホルマントの有無
❌ 誤り。鼻音などの特徴。正しくはアンチホルマントは鼻音で目立つ共鳴の打ち消しで、[s]と[z]の区別には関わらない。

【試験対策ポイント】
有声音は声帯振動による基本周波数の整数倍成分=調波(線スペクトル)構造をもち、無声音は雑音性のスペクトルとなる。「さ/ざ」「す/ず」など清濁の対立は有声性=線スペクトル構造の有無で説明できる。有声・無声の音響的指標を押さえる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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