第15回 言語聴覚士国家試験 第86問
嚥下障害第15回
第15回 言語聴覚士国家試験 第86問(嚥下障害)の正答は 1 です。気管切開患者について正しいものを問う。
問題
気管切開を受けた患者について一般的に正しいのはどれか。
- 1.喉頭閉鎖時に声門下圧を陽圧に維持できない。 ✓
- 2.嚥下時の喉頭挙上が容易になる。
- 3.嚥下障害患者には側孔のあるカニューレは避ける。
- 4.嚥下障害患者にはカニューレへの一方弁装着は避ける。
- 5.直接的嚥下訓練はカニューレのカフ圧を上げてから行う。
正答:1番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 45.8%難問
107人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 気管切開では声門下圧を陽圧に保てない
気管切開患者について正しいものを問う。気管切開孔から空気が漏れるため、喉頭を閉鎖しても声門下に陽圧をためられず、咳や発声、嚥下時の喉頭機能に不利が生じる。
【各選択肢の解説】
1.喉頭閉鎖時に声門下圧を陽圧に維持できない ✅ 気管孔から漏れる(=正答)。
2.嚥下時の喉頭挙上が容易になる ❌ カニューレで固定され挙上は妨げられる。
3.側孔のあるカニューレは避ける ❌ 側孔(発声用)はむしろ有用なことがある。
4.一方弁装着は避ける ❌ スピーチバルブは発声・嚥下に有用。
5.直接訓練はカフ圧を上げてから行う ❌ 適切なカフ管理下で行い、上げればよいものではない。
【試験対策ポイント】
気管切開は声門下圧の保持・喉頭挙上・気道防御に不利。一方弁(スピーチバルブ)や側孔つきカニューレは発声・嚥下を助ける道具で「避ける」ものではない。カフは誤嚥防止に関与するが、直接訓練で単純に圧を上げるのは誤り。気流が漏れる影響を中心に理解する。
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