STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第15回 言語聴覚士国家試験 第86問

嚥下障害第15回

第15回 言語聴覚士国家試験 第86問(嚥下障害)の正答は 1 です。気管切開患者について正しいものを問う。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
気管切開を受けた患者について一般的に正しいのはどれか。
  1. 1.喉頭閉鎖時に声門下圧を陽圧に維持できない。
  2. 2.嚥下時の喉頭挙上が容易になる。
  3. 3.嚥下障害患者には側孔のあるカニューレは避ける。
  4. 4.嚥下障害患者にはカニューレへの一方弁装着は避ける。
  5. 5.直接的嚥下訓練はカニューレのカフ圧を上げてから行う。

正答:1番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:1番 — 気管切開では声門下圧を陽圧に保てない

気管切開患者について正しいものを問う。気管切開孔から空気が漏れるため、喉頭を閉鎖しても声門下に陽圧をためられず、咳や発声、嚥下時の喉頭機能に不利が生じる。



【各選択肢の解説】
1.喉頭閉鎖時に声門下圧を陽圧に維持できない ✅ 気管孔から漏れる(=正答)。
2.嚥下時の喉頭挙上が容易になる ❌ カニューレで固定され挙上は妨げられる。
3.側孔のあるカニューレは避ける ❌ 側孔(発声用)はむしろ有用なことがある。
4.一方弁装着は避ける ❌ スピーチバルブは発声・嚥下に有用。
5.直接訓練はカフ圧を上げてから行う ❌ 適切なカフ管理下で行い、上げればよいものではない。


【試験対策ポイント】
気管切開は声門下圧の保持・喉頭挙上・気道防御に不利。一方弁(スピーチバルブ)や側孔つきカニューレは発声・嚥下を助ける道具で「避ける」ものではない。カフは誤嚥防止に関与するが、直接訓練で単純に圧を上げるのは誤り。気流が漏れる影響を中心に理解する。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第15回 全問一覧

▶ 嚥下障害 の過去問一覧

スポンサーリンク