STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第15回 言語聴覚士国家試験 第89問

耳鼻咽喉科学第15回

第15回 言語聴覚士国家試験 第89問(耳鼻咽喉科学)の正答は 4 です。小児の滲出性中耳炎について正しいものを問う。

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問題
小児の滲出性中耳炎について正しいのはどれか。
  1. 1.耳痛の訴えが強い。
  2. 2.しばしば鼓膜穿孔を生じる。
  3. 3.中耳インピーダンスが低下する。
  4. 4.小児の難聴の原因として最も多い。 ✓
  5. 5.耳小骨が溶けて伝音難聴を生じる。

正答:4番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 43.1%難問

167人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 滲出性中耳炎は小児難聴の最多原因

小児の滲出性中耳炎について正しいものを問う。滲出性中耳炎は中耳貯留液による伝音難聴をきたし、痛みに乏しく見逃されやすいが、小児の難聴原因として最も多い。



【各選択肢の解説】

1. 耳痛の訴えが強い。
❌ 誤り。滲出性中耳炎は痛みに乏しい。正しくは耳痛は軽く、強い耳痛は急性中耳炎の特徴である。
2. しばしば鼓膜穿孔を生じる。
❌ 誤り。穿孔は通常生じない。正しくは鼓膜は保たれ、中耳に貯留液がたまる。
3. 中耳インピーダンスが低下する。
❌ 誤り。貯留液で鼓膜の可動性が下がる。正しくは中耳インピーダンスは上昇する(ティンパノグラムB型)。
4. 小児の難聴の原因として最も多い。
✅ 正しい。小児の難聴の原因として最も多い(=正答)。
5. 耳小骨が溶けて伝音難聴を生じる。
❌ 誤り。貯留液による伝音難聴で、骨破壊ではない。正しくは耳小骨の破壊(骨融解)は真珠腫性中耳炎でみられる。

【試験対策ポイント】
滲出性中耳炎=中耳に貯留液がたまり鼓膜の可動性低下→ティンパノグラムB型(インピーダンス上昇)、伝音難聴、痛みは軽い。穿孔や耳小骨破壊はなく、小児難聴の最多原因。急性中耳炎(強い耳痛・発赤)との違いを押さえる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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