第16回 言語聴覚士国家試験 第10問
臨床神経学第16回
第16回 言語聴覚士国家試験 第10問(臨床神経学)の正答は 4 です。不顕性誤嚥(むせを伴わない誤嚥)が存在するため、水飲みテストでむせがないだけでは嚥下障害は否定できない。
問題
脳卒中について誤って いるのはどれか。
- 1.早期からリハビリテーションを開始する。
- 2.重度弛緩性麻療では肩関節亜脱臼を生じやすい。
- 3.左半側空間無視は右半球損傷患者でみられる。
- 4.水飲みテストでむせがなければ嚥下障害は否定できる。 ✓
- 5.片麻症患者の起き上がりでは、まず非麻痺側へ寝返りをさせる。
正答:4番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 76.7%やさしい
103人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — むせがなくても誤嚥は否定できない
不顕性誤嚥(むせを伴わない誤嚥)が存在するため、水飲みテストでむせがないだけでは嚥下障害は否定できない。
【各選択肢の解説】
1.早期からリハを開始する ❌ 正しい(廃用予防)。
2.重度弛緩性麻痺で肩関節亜脱臼を生じやすい ❌ 正しい(支持筋の弛緩)。
3.左半側空間無視は右半球損傷でみられる ❌ 正しい。
4.水飲みテストでむせがなければ嚥下障害は否定できる ✅ 誤り。不顕性誤嚥があるため否定できない(=正答)。
5.片麻痺患者の起き上がりではまず非麻痺側へ寝返りをさせる ❌ 正しい。
【試験対策ポイント】
不顕性誤嚥(silent aspiration)は高齢者・脳卒中で頻度が高く、咳反射の低下で「むせない誤嚥」が起こる。スクリーニングが陰性でも、嚥下造影(VF)や内視鏡(VE)で誤嚥の有無を精査する、という考え方が問われる。
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