STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第16回 言語聴覚士国家試験 第10問

臨床神経学第16回

第16回 言語聴覚士国家試験 第10問(臨床神経学)の正答は 4 です。不顕性誤嚥(むせを伴わない誤嚥)が存在するため、水飲みテストでむせがないだけでは嚥下障害は否定できない。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
脳卒中について誤って いるのはどれか。
  1. 1.早期からリハビリテーションを開始する。
  2. 2.重度弛緩性麻療では肩関節亜脱臼を生じやすい。
  3. 3.左半側空間無視は右半球損傷患者でみられる。
  4. 4.水飲みテストでむせがなければ嚥下障害は否定できる。
  5. 5.片麻症患者の起き上がりでは、まず非麻痺側へ寝返りをさせる。

正答:4番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:4番 — むせがなくても誤嚥は否定できない

不顕性誤嚥(むせを伴わない誤嚥)が存在するため、水飲みテストでむせがないだけでは嚥下障害は否定できない。



【各選択肢の解説】
1.早期からリハを開始する ❌ 正しい(廃用予防)。
2.重度弛緩性麻痺で肩関節亜脱臼を生じやすい ❌ 正しい(支持筋の弛緩)。
3.左半側空間無視は右半球損傷でみられる ❌ 正しい。
4.水飲みテストでむせがなければ嚥下障害は否定できる ✅ 誤り。不顕性誤嚥があるため否定できない(=正答)。
5.片麻痺患者の起き上がりではまず非麻痺側へ寝返りをさせる ❌ 正しい。


【試験対策ポイント】
不顕性誤嚥(silent aspiration)は高齢者・脳卒中で頻度が高く、咳反射の低下で「むせない誤嚥」が起こる。スクリーニングが陰性でも、嚥下造影(VF)や内視鏡(VE)で誤嚥の有無を精査する、という考え方が問われる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第16回 全問一覧

▶ 臨床神経学 の過去問一覧

スポンサーリンク