第16回 言語聴覚士国家試験 第108問
精神医学第16回
第16回 言語聴覚士国家試験 第108問(精神医学)の正答は 1 です。几帳面な働き盛りに不眠・倦怠感・食欲減退・自責感(「自分には能力がない」)が出現し衝動的に辞表を出そうとする経過は、うつ病(うつ状態)を強く疑う。
問題
40歳の男性、商社の営業課長。几帳面な性格。休日も出社して仕事をしていたが、 2 週間前から不眠、全身倦怠感、食欲減退がみられ 、 「自分には 能力がない」と突然上司に辞表を提出しようとした。翌日、妻に伴われて精神科受診。今とられるべき対応はどれか 。
- 1.病気であることを告知して休職を勧める。 ✓
- 2.性格上の問題点を本人とともに検討して自覚を促す。
- 3.仕事上の問題点を本人とともに検討して課題の処理を促す。
- 4.会社と家庭から離れて温泉地などにひとりで転地療養させる.
- 5.周囲の期待と敬意を伝え課長として仕事を続けるよう励ます。
正答:1番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 58%標準
88人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — うつ病が疑われ、告知して休職を勧める
几帳面な働き盛りに不眠・倦怠感・食欲減退・自責感(「自分には能力がない」)が出現し衝動的に辞表を出そうとする経過は、うつ病(うつ状態)を強く疑う。重要な決断を避けさせ、病気であることを伝えて休養(休職)を勧めるのが適切である。
【各選択肢の解説】
1.病気であることを告知して休職を勧める ✅ うつ病として休養を優先(=正答)。
2.性格上の問題点を自覚させる ❌ 自責を強め有害。
3.仕事上の課題の処理を促す ❌ 負荷を増やし有害。
4.ひとりで転地療養させる ❌ 孤立は自殺リスク上、不適切。
5.励まして仕事を続けさせる ❌ 安易な激励は禁忌。
【試験対策ポイント】
うつ病対応の原則=休養・服薬・「頑張れ」と言わない・重要な決断を先送りさせる。退職など人生の重大決定は回復後に。激励や課題追加、孤立させる転地療養は症状を悪化させうる。
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