STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第16回 言語聴覚士国家試験 第113問

臨床神経学第16回

第16回 言語聴覚士国家試験 第113問(臨床神経学)の正答は 2 です。アルツハイマー病では神経原線維変化を反映して髄液中のリン酸化タウ蛋白が増加し、アミロイドβは低下する。

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問題
アルツハイマー病について正しいのはどれか。
  1. 1.抗コリン薬が有効である
  2. 2.髄液のタウ蛋白が増加する。 ✓
  3. 3.脳内セロ トニンが増加する。
  4. 4.脳代謝は前頭葉で最も低下する 。
  5. 5.脳病理では海綿状態が特徴的である。

正答:2番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 51.5%標準

130人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — アルツハイマー病では髄液タウ蛋白が増加する

アルツハイマー病では神経原線維変化を反映して髄液中のリン酸化タウ蛋白が増加し、アミロイドβは低下する。



【各選択肢の解説】

1. 抗コリン薬が有効である
❌ 誤り。抗コリン薬はむしろ認知機能を悪化させる。正しくは、コリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジルなど)を用いる。
2. 髄液のタウ蛋白が増加する。
✅ 正しい(=正答)。神経原線維変化を反映して髄液タウ蛋白が増加する。
3. 脳内セロトニンが増加する。
❌ 誤り。正しくは、神経伝達物質はむしろ低下する(アセチルコリンの低下が中心)。
4. 脳代謝は前頭葉で最も低下する。
❌ 誤り。正しくは、脳代謝は頭頂葉・側頭葉(後部帯状回・楔前部)で低下が目立つ。前頭葉中心の低下は前頭側頭型認知症の特徴である。
5. 脳病理では海綿状態が特徴的である。
❌ 誤り。海綿状態はプリオン病の所見である。正しくは、ADの病理は老人斑と神経原線維変化が特徴である。



【試験対策ポイント】
ADの病理=老人斑(アミロイドβ)・神経原線維変化(タウ)。髄液はタウ↑・アミロイドβ↓。アセチルコリン低下を補うコリンエステラーゼ阻害薬が治療。代謝低下は頭頂側頭葉優位で前頭葉中心は前頭側頭型と区別。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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