第16回 言語聴覚士国家試験 第152問
言語聴覚障害総論第16回
第16回 言語聴覚士国家試験 第152問(言語聴覚障害総論)の正答は 4 です。各訓練法の説明の正誤を問う。
問題
誤っているのはどれか。
a.硬起声発声は喉頭筋の緊張低下に対する訓練である。
b.漸次接近法は構音訓練に用いられる。
c.ペーシングボードは発話速度を上昇させるために用いられる。
d.機能再編成法は障害された言語様式の機能を活性化させる。
e.マンド・モデル法はコミュニケーション行動の訓練に用いられる。
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:4番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 37.2%難問
78人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — ペーシングボードは速度を抑え、機能再編成法は別経路で代行する
各訓練法の説明の正誤を問う。ペーシングボードは発話速度を「抑える/調整する」ために用い、機能再編成法は障害された機能を保たれた経路で「代行・再編」する手法であり、設問cとdの説明は誤り。
【各選択肢の解説】
a. 硬起声発声は喉頭筋の緊張低下に対する訓練である。
✅ 正しい。声門閉鎖不全など緊張低下に対して声門閉鎖を強める。
✅ 正しい。声門閉鎖不全など緊張低下に対して声門閉鎖を強める。
b. 漸次接近法は構音訓練に用いられる。
✅ 正しい。目標音へ段階的に近づける。
✅ 正しい。目標音へ段階的に近づける。
c. ペーシングボードは発話速度を上昇させるために用いられる。
❌ 誤り。正しくは一拍ずつ区切って発話速度を抑える(調整する)ために用いる。
❌ 誤り。正しくは一拍ずつ区切って発話速度を抑える(調整する)ために用いる。
d. 機能再編成法は障害された言語様式の機能を活性化させる。
❌ 誤り。正しくは保たれた経路・機能を用いて障害された機能を代行・再編する方法である。
❌ 誤り。正しくは保たれた経路・機能を用いて障害された機能を代行・再編する方法である。
e. マンド・モデル法はコミュニケーション行動の訓練に用いられる。
✅ 正しい。
✅ 正しい。
→ 誤っているのはc・dの組合せ4番が正答となる。
【試験対策ポイント】
ペーシングボードは早口・運動低下性構音障害などで一拍ずつ区切り速度を落とす道具。機能再編成法は障害された経路でなく残存経路を使う代償的アプローチ。各技法の目的を取り違えさせる問題。
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