第16回 言語聴覚士国家試験 第162問
高次脳機能障害第16回
第16回 言語聴覚士国家試験 第162問(高次脳機能障害)の正答は 3 です。統覚型物体失認は形態の知覚そのものが障害されるため、模写(絵を描く)もできず代償手段にならない。
問題
代償手段として適切でないのはどれか。
- 1.記憶障害ーーメモの使用
- 2.相貌失認ーー声を聞く
- 3.統覚型物体失認ーー絵を描く ✓
- 4.地誌的失見当ーー道順の言語化
- 5.純粋失読ーーなぞり読み
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 76.5%やさしい
162人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 統覚型物体失認に「絵を描く」は代償手段にならない
統覚型物体失認は形態の知覚そのものが障害されるため、模写(絵を描く)もできず代償手段にならない。
【各選択肢の解説】
1. 記憶障害ーーメモの使用
✅ 正しい。適切な代償。外部記憶としてメモを使う。
✅ 正しい。適切な代償。外部記憶としてメモを使う。
2. 相貌失認ーー声を聞く
✅ 正しい。適切(声で人物同定)。
✅ 正しい。適切(声で人物同定)。
3. 統覚型物体失認ーー絵を描く
❌ 誤り。形態知覚が障害され模写も不可で不適切(=正答)。正しくは触覚など視覚以外の感覚で物を確かめるのが代償手段になる。
❌ 誤り。形態知覚が障害され模写も不可で不適切(=正答)。正しくは触覚など視覚以外の感覚で物を確かめるのが代償手段になる。
4. 地誌的失見当ーー道順の言語化
✅ 正しい。適切。道順を言葉に置き換えて覚える。
✅ 正しい。適切。道順を言葉に置き換えて覚える。
5. 純粋失読ーーなぞり読み
✅ 正しい。適切(運動覚を利用)。
✅ 正しい。適切(運動覚を利用)。
【試験対策ポイント】
統覚型(知覚型)物体失認は「見えているが形がまとまらない」段階の障害で模写も困難。連合型なら模写は可能。純粋失読のなぞり読み、相貌失認の声同定など、残存機能を使う代償手段が成立するかで判断する。
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