STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第16回 言語聴覚士国家試験 第167問

臨床心理学第16回
WISC-IV知能検査で正しい組合せはどれか 。 a.. PRI ― 知覚速度指標 b.. PSI ― 知覚処理指標 c.. VCI ― 言語理解指標 d.. WMI ― ワーキングメモリ一指標 e.. FSIQ ― 全検査 IQ 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — c,d,e WISC-IVの4つの主要指標は、VCI(言語理解指標)、PRI(知覚推理指標)、WMI(ワーキングメモリ指標)、PSI(処理速度指標)です。c・d・eはいずれも正しい組み合わせであり、特にPRIが「知覚推理」(aの「知覚速度」は誤り)であることが識別ポイントです。 --- 【各選択肢の解説】 a. PRI―知覚速度指標 ❌ 誤り。PRIは「知覚推理指標」(Perceptual Reasoning Index)であり、「知覚速度」ではありません。知覚推理は、視覚的情報の分析・推理・空間認識を測定します。「知覚速度」という用語はWISC-IVに存在しません。 b. PSI―知覚処理指標 ❌ 誤り。PSIは「処理速度指標」(Processing Speed Index)です。「知覚処理指標」ではなく、正確には「処理速度」の指標です。この命名の違いは試験で紛らわしい点です。 c. VCI―言語理解指標 ✅ 正しい。VCI(Verbal Comprehension Index)は言語理解指標で、語彙、類似、理解の下位検査で構成され、言語的概念理解や推理能力を測定します。 d. WMI―ワーキングメモリ指標 ✅ 正しい。WMI(Working Memory Index)はワーキングメモリ指標で、数唱、語音順序、算数の下位検査で構成され、短期記憶と認知処理能力を測定します。 e. FSIQ―全検査IQ ✅ 正しい。FSIQ(Full Scale IQ)は全検査IQで、4つの主要指標(VCI・PRI・WMI・PSI)すべてを統合した総合知能指数です。 --- 【試験対策ポイント】 WISC-IV 4つの主要指標 | 指標 | 名称 | 測定内容 | |---|---|---| | VCI | 言語理解指標 | 語彙、類似、理解 | | PRI | 知覚推理指標(★誤りa) | 積み木模様、行列推理、図形概念 | | WMI | ワーキングメモリ指標 | 数唱、語音順序、算数 | | PSI | 処理速度指標(★誤りb) | 符号、記号探し | 重要な誤り識別点 - PRI:「推理」であり「速度」ではない - PSI:「処理速度」であり「知覚処理」ではない - この2つの混同は頻出の引っかけパターン WISC-IVの構造 - 4つの主要指標 → FSIQ(総合知能指数)へ統合 - WISC-III(旧版)との大きな変更点:WMIとPSIが分離されたこと - FSIQ = すべての主要指標を反映した最高次の指標
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