第16回 言語聴覚士国家試験 第193問
成人聴覚障害第16回
第16回 言語聴覚士国家試験 第193問(成人聴覚障害)の正答は 5 です。一側性難聴の原因は伝音・感音のどちらもあり、片耳が聞こえていても音源定位や騒音下・多人数の会話で不利になる。
問題
一側性難聴について誤っているのはどれか。
- 1.伝音難聴によるものがある。
- 2.学校生活で配慮を必要とする。
- 3.補聴器の適応となる例がある。
- 4.複数の話者との会話は困難なことがある。
- 5.特発性顔面神経麻痺を伴うことが多い。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 57.2%標準
145人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-10-19)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:5番 — 特発性顔面神経麻痺を伴うことが多い。
一側性難聴の原因は伝音・感音のどちらもあり、片耳が聞こえていても音源定位や騒音下・多人数の会話で不利になる。特発性顔面神経麻痺(Bell麻痺)は原因不明の顔面神経麻痺で、一側性難聴に「多く伴う」ものではない。
【各選択肢の解説】
1. 伝音難聴によるものがある。
✅ 正しい。外耳道閉鎖症・中耳炎・耳硬化症など外耳・中耳の病変による一側性難聴がある。
✅ 正しい。外耳道閉鎖症・中耳炎・耳硬化症など外耳・中耳の病変による一側性難聴がある。
2. 学校生活で配慮を必要とする。
✅ 正しい。教室の雑音下や離れた席で聞き取りにくいため、座席配置などの配慮が要る。
✅ 正しい。教室の雑音下や離れた席で聞き取りにくいため、座席配置などの配慮が要る。
3. 補聴器の適応となる例がある。
✅ 正しい。難聴耳の程度によって補聴器(CROS型を含む)を検討する。
✅ 正しい。難聴耳の程度によって補聴器(CROS型を含む)を検討する。
4. 複数の話者との会話は困難なことがある。
✅ 正しい。両耳聴の効果(音源定位・騒音下の聞き取り)が失われるため、多人数の会話で不利になる。
✅ 正しい。両耳聴の効果(音源定位・騒音下の聞き取り)が失われるため、多人数の会話で不利になる。
5. 特発性顔面神経麻痺を伴うことが多い。
❌ 誤り(=正答)。一側性難聴の多くは顔面神経麻痺を伴わない。顔面神経麻痺と一側性の難聴が一緒に出るのはRamsay Hunt症候群(耳性帯状疱疹)だが、これは水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化が原因で「特発性」ではなく、一側性難聴の原因の一部にすぎない。正しくは、一側性難聴に特発性顔面神経麻痺を伴うことは多くない。
❌ 誤り(=正答)。一側性難聴の多くは顔面神経麻痺を伴わない。顔面神経麻痺と一側性の難聴が一緒に出るのはRamsay Hunt症候群(耳性帯状疱疹)だが、これは水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化が原因で「特発性」ではなく、一側性難聴の原因の一部にすぎない。正しくは、一側性難聴に特発性顔面神経麻痺を伴うことは多くない。
【試験対策ポイント】
| 疾患 | 顔面神経麻痺 | 難聴 | 原因 |
|---|---|---|---|
| Bell麻痺 | 一側性 | 通常伴わない | 特発性(原因不明) |
| Ramsay Hunt症候群 | 一側性 | 伴うことがある(めまいも) | 水痘・帯状疱疹ウイルス |
| 突発性難聴・ムンプス難聴 | 伴わない | 一側性が多い | 不明・ムンプスウイルス |
一側性難聴は「片耳は聞こえるから問題ない」ではなく、音源定位と騒音下の聞き取りに不利=学校での配慮・補聴の対象になる。
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