第16回 言語聴覚士国家試験 第80問
機能性構音障害第16回
第16回 言語聴覚士国家試験 第80問(機能性構音障害)の正答は 1 です。イ列音・拗音・[s,ts,dz]に側音化構音がある場合、正中からの呼気を作りやすい音から導入する。
問題
イ列音、拗音、[s,ts、dz]に側音化構音が認められる 5 歳児に構音訓練を行う。訓練導入時に用いる音はどれか。
a.[i]
b.[s]
c.[tʃ] ( [tɕ])
d.[ts]
e.[dz]
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:1番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 47.5%難問
122人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 訓練導入は[i]と[s]から行う
イ列音・拗音・[s,ts,dz]に側音化構音がある場合、正中からの呼気を作りやすい音から導入する。前舌母音[i]と持続摩擦音[s]は呼気の正中化を形成しやすく導入に適する。破擦音は難度が高く後回しにする。
【各選択肢の解説】
a. [i]
✅ 正しい。前舌母音で舌の正中化を促しやすい。
✅ 正しい。前舌母音で舌の正中化を促しやすい。
b. [s]
✅ 正しい。持続摩擦音で正中の気流を作りやすい。
✅ 正しい。持続摩擦音で正中の気流を作りやすい。
c. [tʃ] ([tɕ])
❌ 誤り。破擦音で難度が高い。正しくは破擦音は閉鎖と摩擦を続けて作る難しい音で、[i]や[s]で正中の呼気が作れてから扱う。
❌ 誤り。破擦音で難度が高い。正しくは破擦音は閉鎖と摩擦を続けて作る難しい音で、[i]や[s]で正中の呼気が作れてから扱う。
d. [ts]
❌ 誤り。破擦音で難度が高い。正しくは[ts]も破擦音で、[s]が正しく作れてから導入する。
❌ 誤り。破擦音で難度が高い。正しくは[ts]も破擦音で、[s]が正しく作れてから導入する。
e. [dz]
❌ 誤り。破擦音で難度が高い。正しくは[dz]も有声の破擦音で、無声の[s]や[ts]の後に扱う。
❌ 誤り。破擦音で難度が高い。正しくは[dz]も有声の破擦音で、無声の[s]や[ts]の後に扱う。
→ 導入時に用いるのはa・bの組合せ1番が正答となる。
【試験対策ポイント】
側音化構音の訓練は「正中の呼気路を作る」のが目標。持続でき気流を観察しやすい[s]や、舌を中央に保ちやすい[i]から始め、調音が複雑な破擦音は後で扱う、という段階づけを押さえる。
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