STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第16回 言語聴覚士国家試験 第89問

聴力検査第16回

第16回 言語聴覚士国家試験 第89問(聴力検査)の正答は 4 です。ASSR(聴性定常反応)は、難聴の程度が強い耳ほど推定閾値と行動閾値の差(誤差)が小さくなる。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
新生児聴覚スクリーニング後の精密聴力検査について正しいのはどれか。
  1. 1.自動ABRを3回まで実施する。
  2. 2.親子間の愛着が形成されてから結果を知らせる。
  3. 3.ABRの結果は髄鞘形成が確実になる満1歳以降にのみ信用できる。
  4. 4.ASSRの閾値の推定誤差は中等度難聴耳の方が健聴耳より小さい。
  5. 5.刺激音としてトーンピップを使うとABRで250Hzの聴力評価ができる

正答:4番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:4番 — ASSRの閾値推定誤差は難聴耳のほうが小さい

ASSR(聴性定常反応)は、難聴の程度が強い耳ほど推定閾値と行動閾値の差(誤差)が小さくなる。中等度難聴耳は健聴耳より誤差が小さい。



【各選択肢の解説】
1.自動ABRを3回まで実施する ❌ 回数の規定として誤り。
2.愛着が形成されてから結果を知らせる ❌ 早期診断・早期療育のため遅らせない。
3.満1歳以降にのみ信用できる ❌ 新生児期から有用な検査である。
4.ASSRの閾値推定誤差は中等度難聴耳のほうが健聴耳より小さい ✅ 正しい(=正答)。
5.トーンピップで250Hzの聴力評価ができる ❌ ABRは高音域が中心で低音域の評価は困難。


【試験対策ポイント】
他覚的聴力検査(ABR・ASSR)は乳児の聴力評価に不可欠で、診断・療育は早いほどよい。ASSRは閾値推定が可能で、難聴が重い耳ほど行動閾値との一致がよい(誤差が小さい)点が問われる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第16回 全問一覧

▶ 聴力検査 の過去問一覧

スポンサーリンク