第16回 言語聴覚士国家試験 第94問
成人聴覚障害第16回
第16回 言語聴覚士国家試験 第94問(成人聴覚障害)の正答は 4 です。老人性難聴は高音漸傾型の感音難聴に加え語音弁別能が低下するため、純音聴力の低下以上に「聞こえるが聞き取れない」という訴えが多い。
問題
老人性難聴について正しいのはどれか。
- 1.低音の耳鳴を伴いやすい。
- 2.まれに顔面神経麻痺を生じる 。
- 3.大きな音を聞くと、めまいを生じる。
- 4.聴力低下に比べて言葉の聞き取りの悪化の訴えが多い。 ✓
- 5.時に騒音下で言葉の聞き取りが改善する現象がみられる。
正答:4番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 73.5%やさしい
151人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 老人性難聴は聴力低下以上に語音聴取の悪化を訴える
老人性難聴は高音漸傾型の感音難聴に加え語音弁別能が低下するため、純音聴力の低下以上に「聞こえるが聞き取れない」という訴えが多い。
【各選択肢の解説】
1. 低音の耳鳴を伴いやすい。
❌ 誤り。高音性耳鳴が多い。正しくは高音域の障害に対応した高音性の耳鳴を伴いやすい。
❌ 誤り。高音性耳鳴が多い。正しくは高音域の障害に対応した高音性の耳鳴を伴いやすい。
2. まれに顔面神経麻痺を生じる。
❌ 誤り。老人性難聴の症状ではない。正しくは老人性難聴は顔面神経麻痺を生じない(難聴と顔面神経麻痺を伴うのは聴神経腫瘍・ハント症候群など)。
❌ 誤り。老人性難聴の症状ではない。正しくは老人性難聴は顔面神経麻痺を生じない(難聴と顔面神経麻痺を伴うのは聴神経腫瘍・ハント症候群など)。
3. 大きな音を聞くと、めまいを生じる。
❌ 誤り。該当しない。正しくは大きな音でめまいが起こるのはTullio現象で、外リンパ瘻・上半規管裂隙症候群などでみられる。
❌ 誤り。該当しない。正しくは大きな音でめまいが起こるのはTullio現象で、外リンパ瘻・上半規管裂隙症候群などでみられる。
4. 聴力低下に比べて言葉の聞き取りの悪化の訴えが多い。
✅ 正しい(=正答)。
✅ 正しい(=正答)。
5. 時に騒音下で言葉の聞き取りが改善する現象がみられる。
❌ 誤り。騒音下ではむしろ悪化する。正しくは騒音下で聞き取りが改善するのはWillis錯聴で、耳硬化症など伝音難聴でみられる。
❌ 誤り。騒音下ではむしろ悪化する。正しくは騒音下で聞き取りが改善するのはWillis錯聴で、耳硬化症など伝音難聴でみられる。
【試験対策ポイント】
老人性難聴=高音障害+語音弁別低下=「音は聞こえるが言葉が分からない」。騒音下や早口で聞き取りが著しく低下する。純音聴力と語音明瞭度の乖離が臨床的な特徴。
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