第16回 言語聴覚士国家試験 第99問
補聴器・人工内耳第16回
第16回 言語聴覚士国家試験 第99問(補聴器・人工内耳)の正答は 4 です。人工内耳では、蝸牛の部位による周波数局在(トノトピー)を利用し、刺激する電極の場所で音の高さを表現する。
問題
人工内耳について正しいのはどれか 。
a.体内装置の故障率は小児 より成人が高い。
b.障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律
(障害者総合支援法、旧・障害者自立支援法)の基準内の機種がある。
c.音の高さは電極の刺激する場所によって表現される
d.プログラミング(マッピング)で各電極の刺激量を決める 。
e.3歳までに埋め込むと言語療育は必要ない 。
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:4番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 54.7%標準
106人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 音の高さは電極位置、刺激量はマッピングで決める
人工内耳では、蝸牛の部位による周波数局在(トノトピー)を利用し、刺激する電極の場所で音の高さを表現する。各電極の刺激量はプログラミング(マッピング)で個別に設定する。
【各選択肢の解説】
a. 体内装置の故障率は小児より成人が高い。
❌ 誤り。小児のほうが高い傾向(外傷など)。正しくは頭部打撲などの機会が多い小児のほうが故障率は高い傾向にある。
❌ 誤り。小児のほうが高い傾向(外傷など)。正しくは頭部打撲などの機会が多い小児のほうが故障率は高い傾向にある。
b. 障害者総合支援法の基準内の機種がある。
❌ 誤り(出題当時の扱い)。人工内耳は医療保険の手術で埋め込む医療機器で、同法の補装具の基準内の機種として定められたものではなかった。正しくは人工内耳の購入は医療保険の手術・医療機器として扱われる。なお現在は体外部(音声信号処理装置)の修理などが補装具費の対象に加わっており、制度の扱いは変わっている。
❌ 誤り(出題当時の扱い)。人工内耳は医療保険の手術で埋め込む医療機器で、同法の補装具の基準内の機種として定められたものではなかった。正しくは人工内耳の購入は医療保険の手術・医療機器として扱われる。なお現在は体外部(音声信号処理装置)の修理などが補装具費の対象に加わっており、制度の扱いは変わっている。
c. 音の高さは電極の刺激する場所によって表現される
✅ 正しい。トノトピーを利用する。
✅ 正しい。トノトピーを利用する。
d. プログラミング(マッピング)で各電極の刺激量を決める。
✅ 正しい。
✅ 正しい。
e. 3歳までに埋め込むと言語療育は必要ない。
❌ 誤り。装用後の言語療育は必須。正しくは早期に埋め込んでも、装用後の聴覚活用と言語の療育が必要である。
❌ 誤り。装用後の言語療育は必須。正しくは早期に埋め込んでも、装用後の聴覚活用と言語の療育が必要である。
→ 正しいのはc・dの組合せ4番が正答となる。
【試験対策ポイント】
人工内耳は「電極の位置=音の高さ(周波数)」「刺激量=マッピングで調整」が基本原理。埋め込めば終わりではなく、術後の継続的なマッピングと言語療育が成否を左右する点が重要。
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