第17回 言語聴覚士国家試験 第126問
学習心理学第17回
学習直後より一定時間後の方が記憶の再生成績が良い現象はどれか。
- 1.レミニセンス ✓
- 2.プラトー
- 3.プライミング
- 4.レディネス
- 5.レスポンデント
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — レミニセンス
レミニセンスは学習直後よりも一定時間(通常は数時間~数日)経過した後に、再生成績が向上する現象です。これは忘却曲線の例外として知られており、記憶の再組織化や潜在的な学習の進行によってもたらされると考えられています。
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【各選択肢の解説】
1. レミニセンス
✅ 正しい。学習直後より時間経過後の方が再生成績が良くなる現象で、これは脳の潜在的な情報処理や記憶の再組織化によるものとされています。
2. プラトー
❌ 誤り。学習曲線における「学習進行の停滞期」を指します。成績向上が一時的に止まる現象であり、時間経過で改善するものではなく、むしろ学習が進まない状態です。
3. プライミング
❌ 誤り。事前に特定の刺激に接触することで、後の認知処理が促進される現象です。時間経過による再生成績の向上とは異なり、先行刺激の効果に関する概念です。
4. レディネス
❌ 誤り。学習を効果的に行うために必要な準備状態や成熟度を意味します。学習のタイミングと効率の関係であり、時間経過後の再生成績向上の説明ではありません。
5. レスポンデント
❌ 誤り。古典的条件づけにおける学習形態を指す用語です。無条件刺激と中性刺激の対呈示による条件づけのことで、時間経過による成績変化の現象ではありません。
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【試験対策ポイント】
学習理論の主要用語の整理:
| 用語 | 意味 | 特徴 |
|---|---|---|
| レミニセンス | 時間経過後の再生成績向上 | 学習直後より数時間~数日後が良好 |
| プラトー | 学習曲線の停滞期 | 学習進行が一時的に止まる |
| プライミング | 先行刺激による認知促進 | 事前刺激が後続処理を容易にする |
| レディネス | 学習に必要な準備状態 | 成熟度・心身の準備度に関わる |
重要な区別:
- レミニセンスは「時間経過」がポイント
- 学習直後の成績が低くても、休息を挟むと向上する
- 這い這い期の赤ちゃんが数日後に歩行を上達させるのはレミニセンスの例