第17回 言語聴覚士国家試験 第140問
音響学第17回
第17回 言語聴覚士国家試験 第140問(音響学)の正答は 1 です。広帯域サウンドスペクトログラムから対応する語を読み取る問題。
問題
成人男性の広帯域サウンドスペクトグラムを示す。対応する語はどれか。
- 1.あし(足) ✓
- 2.あね(姉)
- 3.いぬ(犬)
- 4.いそ(磯)
- 5.えだ(枝) (別図添付)
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — スペクトログラムは「あし(足)」を示す
広帯域サウンドスペクトログラムから対応する語を読み取る問題。前半は明瞭なホルマントをもつ母音[a]、中央に5kHz付近まで広がる広帯域の摩擦雑音[ʃ]、後半は第2ホルマントの高い母音[i]がみられ、「あし(足)」に対応する。
【各選択肢の解説】
1.あし(足):✅正答。母音[a]+摩擦音[ʃ]+母音[i]の並びと一致する。
2.あね(姉):❌誤り。中央が鼻音[n]なら低い鼻音成分となり、広帯域雑音は出ない。
3.いぬ(犬):❌誤り。鼻音[n]を含み、開始母音も[i]で第2ホルマントが高いはず。
4.いそ(磯):❌誤り。摩擦音は含むが、開始母音[i]・終母音[o]のパターンが合わない。
5.えだ(枝):❌誤り。破裂音[d]による空白とバーストがみられるはずで雑音帯と合わない。
【試験対策ポイント】
スペクトログラム読図の要点=母音はホルマント(縞模様)、摩擦音は高域に広がる不規則な雑音帯、鼻音は弱い低域成分、破裂音は無音区間+バースト。母音は第1・第2ホルマントの高さで判別する([a]はF1高め、[i]はF2高い)。子音区間の見え方(雑音帯か無音か鼻音成分か)と前後の母音から語を同定する。
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