第17回 言語聴覚士国家試験 第141問
第17回 言語聴覚士国家試験 第141問(音響学)の正答は 4 です。両耳聴について正しいものを問う。
- 1.最小の両耳間時間差は約9msである。
- 2.片耳で聴くより両耳で聴く方が閾値が大きい。
- 3.低域では両耳間強度差が方向の手がかりとなる。
- 4.壁からの反射音があっても壁に音源があるとは感じない。 ✓
- 5.同じ音が左右のスピーカから同時に出てもそれぞれ同じ位置に定位する。
正答:4番
初回正答率 47.8%難問
69人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
両耳聴について正しいものを問う。先に届いた直接音で音源方向が決まり、後から届く反射音は音像の方向に影響しにくい(先行音効果・ハース効果)。そのため壁からの反射音があっても、壁に音源があるとは感じない。
【各選択肢の解説】
1.最小の両耳間時間差は約9msである:❌誤り。検出可能な時間差はマイクロ秒(数十μs)の単位。
2.片耳で聴くより両耳で聴く方が閾値が大きい:❌誤り。両耳加算で閾値は小さく(感度は良く)なる。
3.低域では両耳間強度差が方向の手がかりとなる:❌誤り。低域は両耳間時間差、高域が両耳間強度差。
4.壁からの反射音があっても壁に音源があるとは感じない:✅正答。先行音効果による。
5.同じ音が左右のスピーカから同時に出てもそれぞれ同じ位置に定位する:❌誤り。中央に一つの音像として融合定位する。
【試験対策ポイント】
両耳聴の手がかり=低周波は両耳間時間差、高周波は両耳間強度差(レベル差)。両耳聴では閾値が下がり(両耳加算)、音源定位が向上する。先行音効果(ハース効果)により、直接音が方向を決め反射音は方向感に寄与しにくい。「低音=時間差・高音=強度差」と先行音効果を押さえる。
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