第17回 言語聴覚士国家試験 第152問
第17回 言語聴覚士国家試験 第152問(言語聴覚障害総論)の正答は 5 です。障害と特徴の誤った組合せを問う。
- 1.内耳性難聴 ― 補充現象
- 2.弛緩性構音障害 ― 開鼻声
- 3.音声障害 ― ピッチの異常
- 4.注意障害 ― 抹消テストの成績低下
- 5.特異的言語発達障害 ― 言語能力のみの低下 ✓
正答:5番
初回正答率 36.8%難問
57人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
障害と特徴の誤った組合せを問う。特異的言語発達障害は知的発達が正常範囲でありながら言語が遅れる障害だが、聴覚的処理や作業記憶など言語以外の弱さを伴うことも知られ、「言語能力のみの低下」と断じる組合せは正確でない。
【各選択肢の解説】
1.内耳性難聴 ― 補充現象:❌正しい組合せ。内耳(蝸牛)性難聴で音の大きさが急に増して感じる補充現象。
2.弛緩性構音障害 ― 開鼻声:❌正しい組合せ。鼻咽腔閉鎖不全により鼻に漏れた開鼻声となる。
3.音声障害 ― ピッチの異常:❌正しい組合せ。高さ(ピッチ)の異常を含む。
4.注意障害 ― 抹消テストの成績低下:❌正しい組合せ。抹消(抹消課題)で見落としが増える。
5.特異的言語発達障害 ― 言語能力のみの低下:✅誤った組合せ(=正答)。言語以外の処理にも弱さを伴いうる。
【試験対策ポイント】
特異的言語発達障害は「知的・聴覚・神経学的な明らかな原因がないのに言語が遅れる」障害で、除外診断的に捉えられる。ただし聴覚的把持・処理速度など言語以外の領域にも軽度の弱さを伴うことがあり、「言語のみ」と単純化するのは正確でない。他の組合せ(補充現象・開鼻声・抹消テスト)は定番の正しい対応として押さえる。
この問題の初回正答率は36.8%——受験者の63%が落としています。この範囲(言語聴覚障害総論)は買い切りのST国試ノート(¥850)の棚には入っていません。まずは同じ科目だけを続けて解いて、どこが抜けているかを出すのが早道です。
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