第17回 言語聴覚士国家試験 第153問
心理測定法第17回
第17回 言語聴覚士国家試験 第153問(心理測定法)の正答は 3 です。検査・測定の基本概念を問う問題。
問題
正しいのはどれか。
a.検査の妥当性は信頼性と相関する。
b.アルファ係数は信頼性係数の一種である。
c.検査の信頼性は同様な結果が再現される程度を表す。
d.検査者による行動観察は主観的評価法である。
e.コホートとは生年月日を同じくする人の集団をいう。
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 45.2%難問
104人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-09-21)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:3番 — b(アルファ係数は信頼性係数の一種)とc(信頼性は再現される程度を表す)が正しい
検査・測定の基本概念を問う問題。アルファ係数は内的整合性を表す信頼性係数の一種であり、信頼性とは同じ条件で測定したときに同様の結果が再現される程度を表す。よって正しいのはb・cで、組合せは3番。
【各選択肢の解説】
a. 検査の妥当性は信頼性と相関する。
❌ 誤り。信頼性は妥当性の必要条件だが、両者は別の概念であり、必ず相関するとはいえない。信頼性が高くても、測りたい構成概念を測っていなければ妥当性は低い。正しくは信頼性は妥当性の必要条件だが十分条件ではない、という関係である。
❌ 誤り。信頼性は妥当性の必要条件だが、両者は別の概念であり、必ず相関するとはいえない。信頼性が高くても、測りたい構成概念を測っていなければ妥当性は低い。正しくは信頼性は妥当性の必要条件だが十分条件ではない、という関係である。
b. アルファ係数は信頼性係数の一種である。
✅ 正しい。クロンバックのα係数は、項目間の一貫性(内的整合性)から信頼性を推定する係数。
✅ 正しい。クロンバックのα係数は、項目間の一貫性(内的整合性)から信頼性を推定する係数。
c. 検査の信頼性は同様な結果が再現される程度を表す。
✅ 正しい。信頼性=測定の安定性・再現性。再検査法・平行検査法・内的整合性・評価者間一致などで推定する。
✅ 正しい。信頼性=測定の安定性・再現性。再検査法・平行検査法・内的整合性・評価者間一致などで推定する。
d. 検査者による行動観察は主観的評価法である。
❌ 誤り。行動観察は、観察項目と基準を定めて評価者間一致を確認すれば客観的評価法として扱える。観察=主観的と決めつけられない。正しくは基準を定めた行動観察は客観的評価法として扱える。
❌ 誤り。行動観察は、観察項目と基準を定めて評価者間一致を確認すれば客観的評価法として扱える。観察=主観的と決めつけられない。正しくは基準を定めた行動観察は客観的評価法として扱える。
e. コホートとは生年月日を同じくする人の集団をいう。
❌ 誤り。コホートは、同時期に共通の経験(同年出生、同時期の曝露など)をもつ集団のこと。生年月日が同一という意味ではない。正しくは同時期に出生した、または共通の経験をもつ集団をいう。
❌ 誤り。コホートは、同時期に共通の経験(同年出生、同時期の曝露など)をもつ集団のこと。生年月日が同一という意味ではない。正しくは同時期に出生した、または共通の経験をもつ集団をいう。
【試験対策ポイント】
| 用語 | 意味 | 代表的な指標 |
|---|---|---|
| 信頼性 | 測定の安定性・再現性 | 再検査法、α係数、評価者間一致(κ) |
| 妥当性 | 測りたいものを測れているか | 内容的・基準関連・構成概念妥当性 |
| コホート | 同時期に共通体験をもつ集団 | 出生コホート、曝露コホート |
- 信頼性は妥当性の必要条件だが十分条件ではない(安定して的外れ、はありうる)。
- 観察法は「主観的/客観的」で固定されない。基準の明確さと一致率で決まる。
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