第17回 言語聴覚士国家試験 第156問
高次脳機能障害第17回
第17回 言語聴覚士国家試験 第156問(高次脳機能障害)の正答は 3 です。古典型純粋失読に合併しやすいものを問う。
問題
古典型純粋失読に合併しやすいのはどれか。
- 1.失 算
- 2.手指失認
- 3.色名呼称障害 ✓
- 4.半側空間無視
- 5.観念運動性失行
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 42.1%難問
183人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 古典型純粋失読には色名呼称障害が合併しやすい
古典型純粋失読に合併しやすいものを問う。純粋失読は左後頭葉と脳梁膨大部の障害で生じ、同じ機序で視覚情報が言語野に届きにくくなるため、色名呼称障害(色名失語)を合併しやすい。
【各選択肢の解説】
1. 失算
❌ 誤り。正しくは左頭頂葉角回病変によるゲルストマン症候群の症状。
❌ 誤り。正しくは左頭頂葉角回病変によるゲルストマン症候群の症状。
2. 手指失認
❌ 誤り。正しくはゲルストマン症候群(左角回病変)の症状。
❌ 誤り。正しくはゲルストマン症候群(左角回病変)の症状。
3. 色名呼称障害
✅ 正しい(=正答)。純粋失読と同じ病巣で合併しやすい。
✅ 正しい(=正答)。純粋失読と同じ病巣で合併しやすい。
4. 半側空間無視
❌ 誤り。正しくは右頭頂葉病変で多い。
❌ 誤り。正しくは右頭頂葉病変で多い。
5. 観念運動性失行
❌ 誤り。正しくは左頭頂葉病変で生じる。
❌ 誤り。正しくは左頭頂葉病変で生じる。
【試験対策ポイント】
純粋失読=左後頭葉+脳梁膨大部の離断で、視覚情報が左言語野に到達せず「書けるのに読めない」状態。同じ機序で色の視覚情報も言語野に届きにくく、色名呼称障害を伴いやすい(右同名半盲も合併しやすい)。ゲルストマン症候群(失算・手指失認・左右失認・失書)とは病巣が異なる点を区別する。
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