第17回 言語聴覚士国家試験 第174問
呼吸系第17回
第17回 言語聴覚士国家試験 第174問(呼吸系)の正答は 5 です。正常な発声について誤っているものを問う。
問題
正常な発声について誤っているのはどれか。
- 1.裏声の声門開放率は地声に比べて高い。
- 2.声門下圧が高くなると声の強さが増す。
- 3.発声時の声門下圧は声門上圧に比べて高い。
- 4.1秒あたりの声帯振動数は声の基本周波数に等しい。
- 5.呼気流が減少すると声の基本周波数は高くなる。 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — 呼気流が減少しても声の基本周波数は高くならない
正常な発声について誤っているものを問う。声の基本周波数は声帯の長さ・張力・質量で決まる。呼気流(声門下圧)が減少すると主に声の強さ(音圧)が低下するのであって、基本周波数が高くなるわけではない。
【各選択肢の解説】
1.裏声の声門開放率は地声に比べて高い:❌正しい。裏声では声門の開いている割合が大きい。
2.声門下圧が高くなると声の強さが増す:❌正しい。声門下圧の上昇で音圧が増す。
3.発声時の声門下圧は声門上圧に比べて高い:❌正しい。下から押し上げる圧の方が高い。
4.1秒あたりの声帯振動数は声の基本周波数に等しい:❌正しい。振動数(Hz)=基本周波数。
5.呼気流が減少すると声の基本周波数は高くなる:✅誤り(=正答)。呼気流の減少は主に声の強さを下げる。
【試験対策ポイント】
声の基本周波数(高さ)は主に声帯の張力・長さ・質量で調節され、輪状甲状筋による伸展で上がる。声門下圧・呼気流は主に声の強さ(音圧)を左右する(圧が高い=強い声)。「圧・呼気流=強さ、声帯の張力・長さ=高さ」と決定要因を切り分ける。
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