第17回 言語聴覚士国家試験 第176問
第17回 言語聴覚士国家試験 第176問(音声障害)の正答は 2 です。喉頭ストロボスコピーが診断に有用なものを問う。
- 1.変声障害
- 2.声帯瘢痕 ✓
- 3.喉頭肉芽腫
- 4.痙攣性発声障害
- 5.心因性発声障害
正答:2番
初回正答率 31.6%難問
114人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
喉頭ストロボスコピーが診断に有用なものを問う。ストロボスコピーは声帯の粘膜波動を観察する検査で、粘膜波動が減弱・消失する声帯瘢痕の診断に有用である。
【各選択肢の解説】
1.変声障害
❌ 機能性(心理・習慣)の問題で、粘膜波動の観察は決め手にならない。正しくは声の高さ(話声位)の聴覚的評価と、喉頭に器質的異常がないことの確認で診断する。
2.声帯瘢痕
✅ 正答。瘢痕部の粘膜波動の減弱・消失を捉えられる。
3.喉頭肉芽腫
❌ 肉眼・内視鏡で観察する病変で、波動評価は主目的でない。正しくは喉頭内視鏡で声帯突起付近の隆起性病変を観察して診断する。
4.痙攣性発声障害
❌ 神経学的(不随意)な発声障害で、診断はストロボでない。正しくは発話中の声のつまり・途切れなど音声症状の評価を中心に診断する。
5.心因性発声障害
❌ 心理的要因による機能性障害で、器質的変化を伴わない。正しくは喉頭に器質的異常がないことを確かめ、心理的背景の評価とあわせて診断する。
【試験対策ポイント】
喉頭ストロボスコピーは、規則的な声帯振動を間欠光で疑似スローモーション観察し、粘膜波動(粘膜の動きやすさ)を評価する検査。瘢痕・腫瘤・上皮病変などで波動が減弱・消失するため、声帯瘢痕の評価に有用。機能性・神経性の発声障害の診断には別の評価が中心となる点を押さえる。
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