第17回 言語聴覚士国家試験 第189問
小児聴覚障害第17回
第17回 言語聴覚士国家試験 第189問(小児聴覚障害)の正答は 4 です。両側50dBの難聴がある7歳児で、今後の方針決定に有用な検査を問う。
問題
難聴を疑われた7歳児。会話域の平均聴力レベルが両側50dBであった。今後の方針決定に有用な検査はどれか。
a.内耳機能検査
b.耳音響放射
c.聴性脳幹反応
d.WISC-IV知能検査
e.アブミ骨筋反射
1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e
正答:4番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 26%難問
96人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 耳音響放射・聴性脳幹反応・知能検査が方針決定に有用
両側50dBの難聴がある7歳児で、今後の方針決定に有用な検査を問う。難聴の部位を調べる耳音響放射と聴性脳幹反応、発達・対応の方針を立てるための知能検査が有用である。b・c・dが該当する。
【各選択肢の解説】
a. 内耳機能検査
❌ 誤り。方針決定の中心とはならない(補充現象など内耳性の鑑別が主目的)。正しくは内耳機能検査(SISI検査など)は内耳性難聴の鑑別に用いる検査で、7歳児の今後の方針決定には優先されない。
❌ 誤り。方針決定の中心とはならない(補充現象など内耳性の鑑別が主目的)。正しくは内耳機能検査(SISI検査など)は内耳性難聴の鑑別に用いる検査で、7歳児の今後の方針決定には優先されない。
b. 耳音響放射
✅ 有用。外有毛細胞機能から難聴部位の手がかりを得る。
✅ 有用。外有毛細胞機能から難聴部位の手がかりを得る。
c. 聴性脳幹反応
✅ 有用。他覚的に閾値・後迷路の状態を評価できる。
✅ 有用。他覚的に閾値・後迷路の状態を評価できる。
d. WISC-IV知能検査
✅ 有用。知的発達を把握し療育・教育方針に活かす。
✅ 有用。知的発達を把握し療育・教育方針に活かす。
e. アブミ骨筋反射
❌ 誤り。方針決定の中心とはならない。正しくはアブミ骨筋反射は伝音障害や顔面神経・後迷路障害の鑑別の補助に用いる検査である。
❌ 誤り。方針決定の中心とはならない。正しくはアブミ骨筋反射は伝音障害や顔面神経・後迷路障害の鑑別の補助に用いる検査である。
→ 該当はb・c・dで、4番が正答となる。
【試験対策ポイント】
小児難聴の今後の方針には、(1)難聴の性質・部位の把握(耳音響放射=外有毛細胞、ABR=他覚的閾値・後迷路)と、(2)発達全体の評価(知能検査)が重要。これらにより補聴・療育・教育の方針を立てる。内耳機能検査やアブミ骨筋反射は鑑別の補助で、方針決定の主軸ではない。検査の目的を方針決定に結びつける。
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