第17回 言語聴覚士国家試験 第19問
呼吸系第17回
写真の1~5の名称で間違っているのはどれか。
- 1.喉頭蓋
- 2.舌骨体
- 3.喉頭前庭
- 4.第7頚椎 ✓
- 5.気管腔 (図 別紙)
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — 第7頚椎
図に示された解剖学的構造を上から順に確認すると、喉頭周辺の軟部組織と骨格構造が描かれています。舌骨体の下方には第6頚椎(C6)が位置し、第7頚椎(C7)はさらに下方にあります。図の標識位置が第6頚椎を指しているため、「第7頚椎」という名称は誤りです。第7頚椎は隆椎とも呼ばれ、触診で最も触知しやすい頚椎ですが、このスケッチ図では示されている部位はそれより上方です。
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【各選択肢の解説】
1. 喉頭蓋
✅ 正しい。舌の根部背面に位置し、嚥下時に食物が気道に入るのを防ぐ蓋状の構造です。図の最上部に示されています。
2. 舌骨体
✅ 正しい。喉頭の上方に位置する独立した骨で、舌の筋肉の付着部となります。喉頭の位置を示す重要な解剖学的ランドマークです。
3. 喉頭前庭
✅ 正しい。喉頭の上部で、喉頭蓋から声帯上面までの領域を指します。ここは感覚受容が豊富で、誤嚥防止に重要な役割を果たします。
4. 第7頚椎
❌ 誤り。図で示されている位置は第6頚椎(C6)です。第7頚椎は「隆椎」として触診で最も触知しやすい頚椎ですが、舌骨体からの距離を考慮すると、この図の標識位置はC6の高さにあたります。
5. 気管腔
✅ 正しい。喉頭下方の気管の内腔を示します。図では気管の前面または横断面から見た構造として表示されています。
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【試験対策ポイント】
頚椎の識別方法:
- C1(環椎):最上位、歯突起がない
- C6:頚動脈結節がある
- C7(隆椎):最も触知しやすい、背側から突出
喉頭周辺の上から下への解剖学的序列:
1. 喉頭蓋(舌根部背面)
2. 舌骨体(U字形)
3. 甲状軟骨
4. 輪状軟骨
5. 気管(C6〜C7高位から下方へ)
図問題のコツ:
- 相対的な位置関係を確認する
- 触診で確認可能なランドマーク(舌骨・甲状結節・輪状軟骨・隆椎)の位置を把握しておく
- 各椎骨の特徴的な形態(C7の棘突起の大きさ)を覚える