第17回 言語聴覚士国家試験 第52問
心理測定法第17回
第17回 言語聴覚士国家試験 第52問(心理測定法)の正答は 2 です。評価・統計に関する正しい記述を問う。
問題
正しいのはどれか。
- 1.質的評価より量的評価の方が客観性が高い。
- 2.名義尺度のデータに適用できる統計的仮説検定法がある。 ✓
- 3.言語聴覚療法の評価で取り扱われるデータの多くは比率尺度である。
- 4.検査の標準化は後ろ向き(後方視的)研究によってなされる。
- 5.評価対象の機能回復がプラトーに達することを天井効果という。
正答:2番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 20.6%難問
107人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 名義尺度のデータに適用できる統計的仮説検定法がある
評価・統計に関する正しい記述を問う。名義尺度(カテゴリーデータ)にも、カイ二乗検定などの統計的仮説検定法が適用できる。
【各選択肢の解説】
1. 質的評価より量的評価の方が客観性が高い。
❌ 誤り。一概に言えず、質的評価にも客観性を高める手続きがある。正しくは、客観性は量的か質的かで一律に決まらず、評価基準の明確化や評定者間一致の確認などの手続きで高める。
❌ 誤り。一概に言えず、質的評価にも客観性を高める手続きがある。正しくは、客観性は量的か質的かで一律に決まらず、評価基準の明確化や評定者間一致の確認などの手続きで高める。
2. 名義尺度のデータに適用できる統計的仮説検定法がある。
✅ 正しい(=正答)。カイ二乗検定などが該当する。
✅ 正しい(=正答)。カイ二乗検定などが該当する。
3. 言語聴覚療法の評価で取り扱われるデータの多くは比率尺度である。
❌ 誤り。正しくは、順序尺度・名義尺度のデータが多い。
❌ 誤り。正しくは、順序尺度・名義尺度のデータが多い。
4. 検査の標準化は後ろ向き(後方視的)研究によってなされる。
❌ 誤り。正しくは、母集団を代表する標準化標本に検査を実施して基準値・信頼性・妥当性を求める手続きで行う。
❌ 誤り。正しくは、母集団を代表する標準化標本に検査を実施して基準値・信頼性・妥当性を求める手続きで行う。
5. 評価対象の機能回復がプラトーに達することを天井効果という。
❌ 誤り。天井効果とプラトーは別概念である。正しくは、天井効果は課題が易しすぎて得点が測定上限付近に集まり、差や変化が検出できなくなる現象である。
❌ 誤り。天井効果とプラトーは別概念である。正しくは、天井効果は課題が易しすぎて得点が測定上限付近に集まり、差や変化が検出できなくなる現象である。
【試験対策ポイント】
尺度水準ごとに使える検定がある(名義=カイ二乗、順序=ノンパラメトリック検定など)。天井効果は「課題が易しすぎて高得点に偏り差が出ない」測定上の現象で、機能回復のプラトー(横ばい)とは異なる。用語の定義を正確に区別する。
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