第17回 言語聴覚士国家試験 第59問
失語症第17回
第17回 言語聴覚士国家試験 第59問(失語症)の正答は 3 です。純粋語聾について正しい記述を問う。
問題
純粋語聾について正しいのはどれか。
- 1.一側性脳病変では生じない。
- 2.動物の鳴き声が区別できない。
- 3.書き取り検査で成績低下を示す。 ✓
- 4.聴性脳幹反応(ABR)にて異常を示す。
- 5.純音聴力検査で大幅な閾値上昇を示す。
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 51.1%標準
174人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 純粋語聾では聴覚入力による書き取りの成績が低下する
純粋語聾について正しい記述を問う。純粋語聾は語音の聴覚的理解が選択的に障害される病態で、聞いた言葉を書き取る検査(ディクテーション)で成績が低下する。
【各選択肢の解説】
1. 一側性脳病変では生じない。
❌ 誤り。正しくは、両側側頭葉病変のほか、左一側性病変でも生じ得る。
❌ 誤り。正しくは、両側側頭葉病変のほか、左一側性病変でも生じ得る。
2. 動物の鳴き声が区別できない。
❌ 誤り。それは聴覚(環境音)失認である。正しくは、純粋語聾では語音の理解障害が主で、環境音の認知は比較的保たれる。
❌ 誤り。それは聴覚(環境音)失認である。正しくは、純粋語聾では語音の理解障害が主で、環境音の認知は比較的保たれる。
3. 書き取り検査で成績低下を示す。
✅ 正しい(=正答)。聴覚入力での書字(ディクテーション)が低下する。
✅ 正しい(=正答)。聴覚入力での書字(ディクテーション)が低下する。
4. 聴性脳幹反応(ABR)にて異常を示す。
❌ 誤り。正しくは、末梢聴覚は保たれABRは正常である。
❌ 誤り。正しくは、末梢聴覚は保たれABRは正常である。
5. 純音聴力検査で大幅な閾値上昇を示す。
❌ 誤り。正しくは、純音聴力はほぼ正常である。
❌ 誤り。正しくは、純音聴力はほぼ正常である。
【試験対策ポイント】
純粋語聾=末梢聴覚は正常(純音聴力・ABR正常)なのに、語音の聴覚的理解だけが障害される。聴いて理解・復唱・書き取りが低下するが、読み書き(視覚)や自発話は保たれる。環境音の認知障害は聴覚失認として区別する。「末梢は正常・中枢の語音処理が障害」という構図を押さえる。
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