STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第17回 言語聴覚士国家試験 第59問

失語症第17回

第17回 言語聴覚士国家試験 第59問(失語症)の正答は 3 です。純粋語聾について正しい記述を問う。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
純粋語聾について正しいのはどれか。
  1. 1.一側性脳病変では生じない。
  2. 2.動物の鳴き声が区別できない。
  3. 3.書き取り検査で成績低下を示す。
  4. 4.聴性脳幹反応(ABR)にて異常を示す。
  5. 5.純音聴力検査で大幅な閾値上昇を示す。

正答:3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:3番 — 純粋語聾では聴覚入力による書き取りの成績が低下する

純粋語聾について正しい記述を問う。純粋語聾は語音の聴覚的理解が選択的に障害される病態で、聞いた言葉を書き取る検査(ディクテーション)で成績が低下する。


【各選択肢の解説】
1.一側性脳病変では生じない:❌誤り。左側ないし両側病変で生じ得る。
2.動物の鳴き声が区別できない:❌誤り。それは聴覚(環境音)失認。純粋語聾は語音の理解障害が主。
3.書き取り検査で成績低下を示す:✅正答。聴覚入力での書字(ディクテーション)が低下する。
4.聴性脳幹反応(ABR)にて異常を示す:❌誤り。末梢聴覚は保たれABRは正常。
5.純音聴力検査で大幅な閾値上昇を示す:❌誤り。純音聴力はほぼ正常。


【試験対策ポイント】
純粋語聾=末梢聴覚は正常(純音聴力・ABR正常)なのに、語音の聴覚的理解だけが障害される。聴いて理解・復唱・書き取りが低下するが、読み書き(視覚)や自発話は保たれる。環境音の認知障害は聴覚失認として区別する。「末梢は正常・中枢の語音処理が障害」という構図を押さえる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第17回 全問一覧

▶ 失語症 の過去問一覧

スポンサーリンク