第17回 言語聴覚士国家試験 第68問
臨床心理学第17回
WISC-IV知能検査で得られる指標でないのはどれか。
- 1.知覚推理
- 2.認知習熟度 ✓
- 3.言語理解
- 4.ワーキングメモリー
- 5.処理速度
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 認知習熟度
WISC-IVの4つの主要指標は「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリー」「処理速度」です。「認知習熟度」はWISC-IVには存在せず、この用語は一般心理学では使用されますが、この検査の公式指標ではありません。
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【各選択肢の解説】
1. 知覚推理
✅ 正しい。WISC-IVの4つの主要指標の1つ。積み木模様、行列推理、絵画完成などの下位検査で構成され、視覚的認知処理と推理能力を測定します。
2. 認知習熟度
❌ 誤り。WISC-IVの指標として存在しません。認知習熟度という概念は心理学の一般的な用語ですが、この検査の公式指標には含まれていません。
3. 言語理解
✅ 正しい。WISC-IVの4つの主要指標の1つ。類似、語彙、理解などの下位検査で構成され、言語的知識と概念形成能力を測定します。
4. ワーキングメモリー
✅ 正しい。WISC-IVの4つの主要指標の1つ。数唱、文字数字列唱などの下位検査で構成され、短期的情報保持と操作能力を測定します。
5. 処理速度
✅ 正しい。WISC-IVの4つの主要指標の1つ。符号、記号探しなどの下位検査で構成され、視覚情報処理の速度を測定します。
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【試験対策ポイント】
WISC-IVの4つの主要指標
| 指標 | 構成下位検査 | 測定内容 |
|---|---|---|
| 言語理解(VCI) | 類似、語彙、理解ほか | 言語的知識・推理・概念形成 |
| 知覚推理(PRI) | 積み木模様、行列推理、絵画完成ほか | 視覚的認知・非言語的推理 |
| ワーキングメモリー(WMI) | 数唱、文字数字列唱ほか | 短期記憶・情報操作 |
| 処理速度(PSI) | 符号、記号探しほか | 視覚情報処理速度 |
頻出「紛らわしい」ポイント
- WISC-Rでは「言語性IQ」「動作性IQ」の2分法だったが、WISC-IVでは4つの指標に変更
- 「認知習熟度」は一般心理学の概念であり、WISC-IV公式指標ではない(最大の誤答ポイント)
- WISC-IV導入理由:Cattell-Horn-Carroll(CHC)理論に基づく、より精密な認知機能測定