第17回 言語聴覚士国家試験 第98問
補聴器・人工内耳第17回
第17回 言語聴覚士国家試験 第98問(補聴器・人工内耳)は採点除外(全員に得点)の問題です。幼児の人工内耳の適応判定とマッピングの方法を見分けさせる問題。
問題
幼児の人工内耳について適切なのはどれか。
- 1.適応判定には6か月以上の補聴器装用指導が必要である。
- 2.片側聴力レベル90dB以上の難聴であれば適応となる。
- 3.術後の音に対する検知・弁別訓練では純音を呈示する。
- 4.プログラム(マップ)は神経反応テレメトリで作成する。
- 5.プログラミング(マッピング)には遊戯聴力検査が必要である。
正答:採点除外
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 84.2%やさしい
101人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 採点除外(全員正解の扱い)
幼児の人工内耳の適応判定とマッピングの方法を見分けさせる問題。幼児では行動反応だけに頼れない点が軸になる。
【各選択肢の解説】
1. 適応判定には6か月以上の補聴器装用指導が必要である。
✅ 正しい。小児人工内耳適応基準(日本耳鼻咽喉科学会 2014年)では、6か月以上の最適な補聴器装用と療育を行っても効果が不十分であることを確かめて適応を決める。
✅ 正しい。小児人工内耳適応基準(日本耳鼻咽喉科学会 2014年)では、6か月以上の最適な補聴器装用と療育を行っても効果が不十分であることを確かめて適応を決める。
2. 片側聴力レベル90dB以上の難聴であれば適応となる。
❌ 誤り。片側だけの難聴は対象にならない。正しくは同基準では両側の高度・重度難聴(裸耳の平均聴力レベル90dB以上)が対象である。
❌ 誤り。片側だけの難聴は対象にならない。正しくは同基準では両側の高度・重度難聴(裸耳の平均聴力レベル90dB以上)が対象である。
3. 術後の音に対する検知・弁別訓練では純音を呈示する。
❌ 誤り。純音だけでは日常の聞き取りにつながらない。正しくは環境音や語音を用いて検知・弁別を練習する。
❌ 誤り。純音だけでは日常の聞き取りにつながらない。正しくは環境音や語音を用いて検知・弁別を練習する。
4. プログラム(マップ)は神経反応テレメトリで作成する。
✅ 正しい。行動反応が得にくい幼児では、神経反応テレメトリ(NRT)の閾値を手がかりにマップを作る。ただしNRTだけで決めず行動反応と合わせて調整するため、文献により扱いが分かれる。
✅ 正しい。行動反応が得にくい幼児では、神経反応テレメトリ(NRT)の閾値を手がかりにマップを作る。ただしNRTだけで決めず行動反応と合わせて調整するため、文献により扱いが分かれる。
5. プログラミング(マッピング)には遊戯聴力検査が必要である。
❌ 誤り。遊戯聴力検査ができない年齢でもマッピングは行う。正しくは条件詮索反応聴力検査(COR)などの行動観察やNRTを用いて行う。
❌ 誤り。遊戯聴力検査ができない年齢でもマッピングは行う。正しくは条件詮索反応聴力検査(COR)などの行動観察やNRTを用いて行う。
【試験対策ポイント】
- 小児人工内耳の適応(2014年基準):原則1歳以上、両側の裸耳平均聴力レベル90dB以上、6か月以上の補聴器装用で効果が不十分
- 術後の訓練は純音でなく環境音・語音で行う
- 幼児のマッピングはNRTと行動観察(COR・遊戯聴力検査)を組み合わせる
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