STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第18回 言語聴覚士国家試験 第101問

医学総論第18回
標準予防策(スタンダードプレコーション)について誤っているのはどれか。
  1. 1.感染症の有無にかかわらず、すべての患者に適応される。
  2. 2.湿性の生体物質をすべて感染性があるものとして扱う。
  3. 3.唾液は湿性の生体物質である。
  4. 4.防護用具を着ける前に手洗いをする。
  5. 5.防護用具を着ける順番は手袋が最初である。 ✓

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — 防護用具を着ける順番は手袋が最初である。 標準予防策における防護用具(PPE)の着用順序は「ガウン→マスク→ゴーグル→手袋」であり、手袋は最後に着用します。手袋を最初に着けると、その後にガウンやマスクを着ける際に汚染のリスクが高まるため、この順序は厳格に定められています。 --- 【各選択肢の解説】 1. 感染症の有無にかかわらず、すべての患者に適応される。 ✅ 正しい。標準予防策の基本原則そのものであり、患者が感染症の有無にかかわらず「すべての患者」に対して実施されます。疑い症例を含めて適用されます。 2. 湿性の生体物質をすべて感染性があるものとして扱う。 ✅ 正しい。唾液、血液、体液、分泌物など、すべての湿性生体物質は感染の可能性があるものとして扱います。これにより不顕性感染を防ぎます。 3. 唾液は湿性の生体物質である。 ✅ 正しい。唾液は液体成分であり、湿性生体物質に該当します。そのため標準予防策では感染性があるものとして扱う対象となります。 4. 防護用具を着ける前に手洗いをする。 ✅ 正しい。PPE装着前の手指衛生が基本です。標準予防策では患者接触前・清潔操作前に手洗いが義務付けられています。 5. 防護用具を着ける順番は手袋が最初である。 ❌ 誤り。PPE装着順は「ガウン→マスク→ゴーグル→手袋」です。手袋は最後に着用します。これは脱衣時は逆順(手袋→ゴーグル→マスク→ガウン)になります。 --- 【試験対策ポイント】 標準予防策の防護用具装着・脱衣順序(重要) |段階|装着|脱衣| |---|---|---| |1|ガウン|手袋| |2|マスク|ゴーグル| |3|ゴーグル|マスク| |4|手袋|ガウン| その他の標準予防策の核心知識: ・対象:すべての患者(感染症の有無問わず) ・湿性生体物質:血液、唾液、体液、分泌物、排泄物すべて ・手指衛生:装着前・脱衣後に実施 ・針刺し損傷対策:リキャップ禁止、耐針容器へ投棄 出題パターン:「~は含まれない」という否定形での出題が頻出なので、装着順序は特に暗記推奨
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