第18回 言語聴覚士国家試験 第105問
臨床神経学第18回
第18回 言語聴覚士国家試験 第105問(臨床神経学)の正答は 5 です。外傷性脳損傷患者のリハビリテーションの誤りを問う。
問題
外傷性脳損傷患者のリハビリテーションについて誤っているのはどれか。
- 1.記銘力障害に対してメモ帳の使用を定着させる。
- 2.遂行機能障害に対して作業手順を簡略にする。
- 3.問題行動に対して行動変容法を実施する。
- 4.地域での就労や就学支援につなげる。
- 5.興奮状態に対して強い口調で叱る。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 88.5%やさしい
131人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 興奮状態に強い口調で叱るのは不適切
外傷性脳損傷患者のリハビリテーションの誤りを問う。興奮や易怒性に対して強い口調で叱責すると、かえって興奮を強めてしまう。落ち着いた環境調整と穏やかな対応が原則で、「強い口調で叱る」は誤りである。
【各選択肢の解説】
1. 記銘力障害に対してメモ帳の使用を定着させる。
✅ 正しい。外的代償手段の活用は有効。
✅ 正しい。外的代償手段の活用は有効。
2. 遂行機能障害に対して作業手順を簡略にする。
✅ 正しい。手順の単純化・構造化が有効。
✅ 正しい。手順の単純化・構造化が有効。
3. 問題行動に対して行動変容法を実施する。
✅ 正しい。行動療法的アプローチが用いられる。
✅ 正しい。行動療法的アプローチが用いられる。
4. 地域での就労や就学支援につなげる。
✅ 正しい。社会参加に向けた支援が重要。
✅ 正しい。社会参加に向けた支援が重要。
5. 興奮状態に対して強い口調で叱る。
❌ 誤り(=正答)。叱責は興奮を助長するため不適切。正しくは刺激を減らす環境調整と穏やかな対応を行う。
❌ 誤り(=正答)。叱責は興奮を助長するため不適切。正しくは刺激を減らす環境調整と穏やかな対応を行う。
【試験対策ポイント】
高次脳機能障害への対応は「代償(メモ・手順表)・環境調整・行動的アプローチ・社会参加支援」が基本。脱抑制や易怒性には刺激を減らし穏やかに対応する。叱責・強い叱りは興奮を増悪させ逆効果である点を押さえる。
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