STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第18回 言語聴覚士国家試験 第110問

臨床神経学第18回

第18回 言語聴覚士国家試験 第110問(臨床神経学)の正答は 4 です。抗コリンエステラーゼ薬で眼瞼下垂が改善する疾患を問う。

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問題
抗コリンエステラーゼ薬で眼瞼下垂が改善した。考えられる疾患はどれか。
  1. 1.筋萎縮性側索硬化症
  2. 2.ギラン・バレー症候群
  3. 3.パーキンソン病
  4. 4.重症筋無力症 ✓
  5. 5.筋強直性ジストロフィー

正答:4番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 65%標準

137人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 抗コリンエステラーゼ薬で改善する眼瞼下垂は重症筋無力症

抗コリンエステラーゼ薬で眼瞼下垂が改善する疾患を問う。重症筋無力症は神経筋接合部のアセチルコリン受容体が障害される疾患で、抗コリンエステラーゼ薬(アセチルコリン分解を抑える)で症状が一時的に改善する(テンシロンテスト)。


【各選択肢の解説】

1. 筋萎縮性側索硬化症
❌ 誤り。抗コリンエステラーゼ薬では改善しない。正しくは上位・下位運動ニューロンが変性する疾患である。
2. ギラン・バレー症候群
❌ 誤り。本薬で改善する病態ではない。正しくは末梢神経の急性脱髄性疾患である。
3. パーキンソン病
❌ 誤り。むしろ抗コリン薬が用いられる文脈。正しくは黒質のドパミン神経の変性による疾患である。
4. 重症筋無力症
✅ 正しい(=正答)。神経筋接合部の伝達障害で、抗コリンエステラーゼ薬により筋力(眼瞼下垂など)が改善する。
5. 筋強直性ジストロフィー
❌ 誤り。本薬では改善しない。正しくは筋強直(ミオトニア)と筋萎縮を示す遺伝性の筋疾患である。

【試験対策ポイント】
重症筋無力症は「神経筋接合部・アセチルコリン受容体抗体・易疲労性(夕方に悪化)・眼瞼下垂や複視」が特徴で、抗コリンエステラーゼ薬(エドロホニウム)で改善(テンシロンテスト陽性)。神経筋接合部の障害=抗コリンエステラーゼ薬で改善、と結びつける。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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