STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第18回 言語聴覚士国家試験 第139問

音響学第18回

第18回 言語聴覚士国家試験 第139問(音響学)の正答は 5 です。母音が鼻音化した場合の説明の誤りを問う。

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問題
母音が鼻音化した場合の説明として誤っているのはどれか。
  1. 1.軟口蓋が下がっている。
  2. 2.スペクトルにアンチホルマントが現れる。
  3. 3.スペクトルに新たなピークが現れる。
  4. 4.ホルマントの帯域幅に影響が出る。
  5. 5.口腔からの放射はない。 ✓

正答:5番

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同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 鼻音化母音でも口腔からの放射はある

母音が鼻音化した場合の説明の誤りを問う。鼻音化では軟口蓋が下がり鼻腔と口腔の両方が開くため、音は鼻腔と口腔の両方から放射される。「口腔からの放射はない」は誤りである。


【各選択肢の解説】

1. 軟口蓋が下がっている
✅ 正しい。鼻咽腔が開いて鼻腔へ気流が分かれる。
2. スペクトルにアンチホルマントが現れる
✅ 正しい。鼻腔結合により反共鳴(アンチホルマント)が生じる。
3. スペクトルに新たなピークが現れる
✅ 正しい。鼻腔の共鳴による新たなピークが加わる。
4. ホルマントの帯域幅に影響が出る
✅ 正しい。鼻腔結合でホルマントの帯域幅が広がるなどの影響が出る。
5. 口腔からの放射はない
❌ 誤り(=正答)。口腔も開いているため、鼻腔と口腔の両方から放射される。正しくは鼻音化母音では口腔と鼻腔の両方から音が放射される(口腔からの放射がないのは口腔を閉鎖する鼻子音)。

【試験対策ポイント】
鼻音化母音は「軟口蓋下降→鼻腔と口腔が並列に結合」する。その結果、アンチホルマント(反共鳴)・新たな鼻腔ピーク・ホルマント帯域幅の増大が生じ、音は鼻腔と口腔の双方から放射される。完全な鼻子音(口腔閉鎖)との違いを押さえる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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