STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第18回 言語聴覚士国家試験 第139問

音響学第18回

第18回 言語聴覚士国家試験 第139問(音響学)の正答は 5 です。母音が鼻音化した場合の説明の誤りを問う。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
母音が鼻音化した場合の説明として誤っているのはどれか。
  1. 1.軟口蓋が下がっている。
  2. 2.スペクトルにアンチホルマントが現れる。
  3. 3.スペクトルに新たなピークが現れる。
  4. 4.ホルマントの帯域幅に影響が出る。
  5. 5.口腔からの放射はない。

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:5番 — 鼻音化母音でも口腔からの放射はある

母音が鼻音化した場合の説明の誤りを問う。鼻音化では軟口蓋が下がり鼻腔と口腔の両方が開くため、音は鼻腔と口腔の両方から放射される。「口腔からの放射はない」は誤りである。


【各選択肢の解説】
1.軟口蓋が下がっている:❌正しい。鼻咽腔が開いて鼻腔へ気流が分かれる。
2.スペクトルにアンチホルマント(反共鳴)が現れる:❌正しい。鼻腔結合により反共鳴が生じる。
3.スペクトルに新たなピークが現れる:❌正しい。鼻腔の共鳴による新たなピークが加わる。
4.ホルマントの帯域幅に影響が出る:❌正しい。鼻腔結合でホルマントの帯域幅が広がるなどの影響が出る。
5.口腔からの放射はない:✅誤り(=正答)。口腔も開いているため、鼻腔と口腔の両方から放射される。


【試験対策ポイント】
鼻音化母音は「軟口蓋下降→鼻腔と口腔が並列に結合」する。その結果、アンチホルマント(反共鳴)・新たな鼻腔ピーク・ホルマント帯域幅の増大が生じ、音は鼻腔と口腔の双方から放射される。完全な鼻子音(口腔閉鎖)との違いを押さえる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第18回 全問一覧

▶ 音響学 の過去問一覧

スポンサーリンク