第18回 言語聴覚士国家試験 第139問
音響学第18回
第18回 言語聴覚士国家試験 第139問(音響学)の正答は 5 です。母音が鼻音化した場合の説明の誤りを問う。
問題
母音が鼻音化した場合の説明として誤っているのはどれか。
- 1.軟口蓋が下がっている。
- 2.スペクトルにアンチホルマントが現れる。
- 3.スペクトルに新たなピークが現れる。
- 4.ホルマントの帯域幅に影響が出る。
- 5.口腔からの放射はない。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 54.4%標準
57人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 鼻音化母音でも口腔からの放射はある
母音が鼻音化した場合の説明の誤りを問う。鼻音化では軟口蓋が下がり鼻腔と口腔の両方が開くため、音は鼻腔と口腔の両方から放射される。「口腔からの放射はない」は誤りである。
【各選択肢の解説】
1.軟口蓋が下がっている:❌正しい。鼻咽腔が開いて鼻腔へ気流が分かれる。
2.スペクトルにアンチホルマント(反共鳴)が現れる:❌正しい。鼻腔結合により反共鳴が生じる。
3.スペクトルに新たなピークが現れる:❌正しい。鼻腔の共鳴による新たなピークが加わる。
4.ホルマントの帯域幅に影響が出る:❌正しい。鼻腔結合でホルマントの帯域幅が広がるなどの影響が出る。
5.口腔からの放射はない:✅誤り(=正答)。口腔も開いているため、鼻腔と口腔の両方から放射される。
【試験対策ポイント】
鼻音化母音は「軟口蓋下降→鼻腔と口腔が並列に結合」する。その結果、アンチホルマント(反共鳴)・新たな鼻腔ピーク・ホルマント帯域幅の増大が生じ、音は鼻腔と口腔の双方から放射される。完全な鼻子音(口腔閉鎖)との違いを押さえる。
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