第18回 言語聴覚士国家試験 第145問
言語発達学第18回
第18回 言語聴覚士国家試験 第145問(言語発達学)の正答は 4 です。語彙習得における生得論的な考え方を問う。
問題
語彙習得における生得論的な考え方はどれか。
- 1.Skinner,B.F.の反応形成説
- 2.Chomsky,N.の言語獲得装置説
- 3.Tomasello,M.の社会プラグマティック説
- 4.Markman,E.M.の制約論説 ✓
- 5.Bruner.J.S.の言語獲得支援システム説
正答:4番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 29.4%難問
126人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — Markmanの制約論説が語彙習得の生得論的立場
語彙習得における生得論的な考え方を問う。Markmanの制約論説は、子どもが語の意味を効率よく絞り込めるよう生得的な制約(事物全体制約・相互排他性など)をもつとする立場で、生得論にあたる。
【各選択肢の解説】
1. Skinner,B.F.の反応形成説
❌ 誤り。強化により言語が形成されるとする。正しくは行動主義(経験論)の立場で、生得論ではない。
❌ 誤り。強化により言語が形成されるとする。正しくは行動主義(経験論)の立場で、生得論ではない。
2. Chomsky,N.の言語獲得装置説
❌ 誤り。統語の生得説で著名だが、ここで問われる「語彙習得」の制約論ではない。正しくは文法(統語)獲得についての生得説である。
❌ 誤り。統語の生得説で著名だが、ここで問われる「語彙習得」の制約論ではない。正しくは文法(統語)獲得についての生得説である。
3. Tomasello,M.の社会プラグマティック説
❌ 誤り。社会的相互作用を重視する経験論的立場。正しくは他者の意図の読み取りなど社会的な手がかりから語を学ぶとする社会語用論の立場である。
❌ 誤り。社会的相互作用を重視する経験論的立場。正しくは他者の意図の読み取りなど社会的な手がかりから語を学ぶとする社会語用論の立場である。
4. Markman,E.M.の制約論説
✅ 正しい(=正答)。語意の絞り込みを支える生得的制約(事物全体制約・相互排他性など)を仮定する生得論的立場。
✅ 正しい(=正答)。語意の絞り込みを支える生得的制約(事物全体制約・相互排他性など)を仮定する生得論的立場。
5. Bruner.J.S.の言語獲得支援システム説
❌ 誤り。正しくは養育者の支援(LASS)を重視する社会・相互作用論で、生得論ではない。
❌ 誤り。正しくは養育者の支援(LASS)を重視する社会・相互作用論で、生得論ではない。
【試験対策ポイント】
語彙習得理論は「生得論(制約論:Markman=事物全体制約・相互排他性)」と「社会・相互作用論(Tomasello=社会プラグマティック、Bruner=LASS)」「行動主義(Skinner)」に大別。語彙の絞り込みに生得的制約を置くのがMarkmanの制約論である。
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