第18回 言語聴覚士国家試験 第170問
言語発達障害学第18回
第18回 言語聴覚士国家試験 第170問(言語発達障害学)の正答は 3 です。前言語期にある3歳の自閉症スペクトラム障害児へのコミュニケーション指導の誤りを問う。
問題
3歳の自閉症スペクトラム障害の男児。前言語期。コミュニケーション指導で適切でないのはどれか。
- 1.感覚運動遊びを繰り返して要求表現を待つ。
- 2.話者の方へ子供の注意を向けさせる。
- 3.「あ」「い」「う」など単音を復唱させる。 ✓
- 4.「ちょうだい」の動作を教える。
- 5.知っている店のロゴを見せて行き先を伝える。
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 67.2%標準
125人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 前言語期の自閉症児に単音の復唱を求めるのは適切でない
前言語期にある3歳の自閉症スペクトラム障害児へのコミュニケーション指導の誤りを問う。前言語期には、まず人とのやり取りや要求の伝達を育てることが優先される。「あ・い・う」など単音の復唱を求めるのは段階に合わず適切でない。
【各選択肢の解説】
1. 感覚運動遊びを繰り返して要求表現を待つ。
✅ 正しい(適切)。快の共有から要求・発信を引き出す。
✅ 正しい(適切)。快の共有から要求・発信を引き出す。
2. 話者の方へ子供の注意を向けさせる。
✅ 正しい(適切)。共同注意の基盤づくり。
✅ 正しい(適切)。共同注意の基盤づくり。
3. 「あ」「い」「う」など単音を復唱させる。
❌ 誤り(=正答)。前言語期に単音復唱を課すのは段階に合わない。正しくはまず要求・共同注意・身ぶりなどの前言語的コミュニケーションを育てる。
❌ 誤り(=正答)。前言語期に単音復唱を課すのは段階に合わない。正しくはまず要求・共同注意・身ぶりなどの前言語的コミュニケーションを育てる。
4. 「ちょうだい」の動作を教える。
✅ 正しい(適切)。要求伝達の手段(ジェスチャー)を育てる。
✅ 正しい(適切)。要求伝達の手段(ジェスチャー)を育てる。
5. 知っている店のロゴを見せて行き先を伝える。
✅ 正しい(適切)。視覚的手がかりによる伝達の活用。
✅ 正しい(適切)。視覚的手がかりによる伝達の活用。
【試験対策ポイント】
前言語期の支援は「やり取りの土台(共同注意・要求・発信)づくり」が中心で、視覚的手がかりやジェスチャーを活用する。音声の正確な模倣(単音復唱)はより後の段階。発達段階に合った目標設定が判断の軸となる。
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