第18回 言語聴覚士国家試験 第172問
言語発達障害学第18回
第18回 言語聴覚士国家試験 第172問(言語発達障害学)の正答は 5 です。小学3年生の注意欠如・多動症(ADHD)児への配慮で適切なものを問う。
問題
小学3年生の注意欠陥/多動性障害児への配慮で適切なのはどれか。
a.教室に子供の作品などの掲示物を増やす。
b.授業中の私語に対してそのつど注意する。
c.他児の行動が見えるように座席を一番後ろにする。
d.宿題のプリント1枚あたりの問題数を少なくする。
e.メモした持ち物を忘れずに持参したらほめる。
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:5番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 78.7%やさしい
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同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — プリント量の調整と適切な行動への称賛が配慮として適切
小学3年生の注意欠如・多動症(ADHD)児への配慮で適切なものを問う。課題量を減らして取り組みやすくすること、望ましい行動ができたら称賛して強化することが適切である。d・eが該当する。
【各選択肢の解説】
a. 教室に子供の作品などの掲示物を増やす。
❌ 誤り(不適切)。視覚的刺激が増えて注意がそれやすくなる。正しくは掲示物を減らし、視覚的な刺激を少なくする。
❌ 誤り(不適切)。視覚的刺激が増えて注意がそれやすくなる。正しくは掲示物を減らし、視覚的な刺激を少なくする。
b. 授業中の私語に対してそのつど注意する。
❌ 誤り(不適切)。否定的注目を繰り返すと逆効果になりやすい。正しくは事前にルールを示し、守れたときにほめる(正の強化)。
❌ 誤り(不適切)。否定的注目を繰り返すと逆効果になりやすい。正しくは事前にルールを示し、守れたときにほめる(正の強化)。
c. 他児の行動が見えるように座席を一番後ろにする。
❌ 誤り(不適切)。刺激が多く注意がそれやすい。正しくは前方の刺激の少ない席にする。
❌ 誤り(不適切)。刺激が多く注意がそれやすい。正しくは前方の刺激の少ない席にする。
d. 宿題のプリント1枚あたりの問題数を少なくする。
✅ 正しい(適切)。課題量を調整し達成感を得やすくする。
✅ 正しい(適切)。課題量を調整し達成感を得やすくする。
e. メモした持ち物を忘れずに持参したらほめる。
✅ 正しい(適切)。望ましい行動を称賛して強化する。
✅ 正しい(適切)。望ましい行動を称賛して強化する。
→ 適切なのはd・eで、5番が正答となる。
【試験対策ポイント】
ADHDへの配慮は「刺激を減らす(掲示物を控える・前方の静かな席)・課題を小分けにする・できたことを具体的にほめて強化する」が基本。私語をそのつど叱るなど否定的注目の多用は避ける。環境調整と正の強化が要点である。
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