第18回 言語聴覚士国家試験 第180問
器質性構音障害第18回
第18回 言語聴覚士国家試験 第180問(器質性構音障害)の正答は 4 です。器質的要因と音声・構音症状の誤った組合せを問う。
問題
誤っている組合せはどれか。
a.粘膜下口蓋裂 ― 開鼻声
b.咽頭扁桃肥大 ― 気息性嗄声
c.高口蓋 ― 母音の歪み
d.舌小帯短縮症 ― 声門破裂音
e.ダウン症 ― 母音の歪み
1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e
正答:4番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 49.6%難問
115人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 咽頭扁桃肥大は閉鼻声、高口蓋・舌小帯短縮の組合せも誤り
器質的要因と音声・構音症状の誤った組合せを問う。咽頭扁桃肥大は鼻腔の通りを妨げて閉鼻声を生じる(気息性嗄声ではない)。高口蓋や舌小帯短縮症の組合せも症状が合わず、b・c・dが誤りである。
【各選択肢の解説】
a. 粘膜下口蓋裂 ― 開鼻声
✅ 正しい。鼻咽腔閉鎖不全により開鼻声を生じる。
✅ 正しい。鼻咽腔閉鎖不全により開鼻声を生じる。
b. 咽頭扁桃肥大 ― 気息性嗄声
❌ 誤り。正しくは鼻腔通気が妨げられ閉鼻声となる(咽頭扁桃肥大 ― 閉鼻声)。
❌ 誤り。正しくは鼻腔通気が妨げられ閉鼻声となる(咽頭扁桃肥大 ― 閉鼻声)。
c. 高口蓋 ― 母音の歪み
❌ 誤り。母音の歪みとは結び付きにくい。正しくは高口蓋は主に舌と口蓋の接触を要する子音の構音に影響する。
❌ 誤り。母音の歪みとは結び付きにくい。正しくは高口蓋は主に舌と口蓋の接触を要する子音の構音に影響する。
d. 舌小帯短縮症 ― 声門破裂音
❌ 誤り。舌尖音(ラ行・サ行等)の歪みが問題となる。正しくは声門破裂音は口蓋裂(鼻咽腔閉鎖不全)の代償構音である。
❌ 誤り。舌尖音(ラ行・サ行等)の歪みが問題となる。正しくは声門破裂音は口蓋裂(鼻咽腔閉鎖不全)の代償構音である。
e. ダウン症 ― 母音の歪み
✅ 正しい。筋緊張低下・舌の問題で母音を含む構音が歪む。
✅ 正しい。筋緊張低下・舌の問題で母音を含む構音が歪む。
→ 誤っている組合せはb・c・dで、4番が正答となる。
【試験対策ポイント】
鼻に関わる症状を区別する。鼻咽腔閉鎖不全(口蓋裂等)=開鼻声、鼻腔の閉塞(咽頭扁桃肥大等)=閉鼻声。声門破裂音は口蓋裂の代償構音であり、舌小帯短縮症(舌尖の可動制限)とは結び付かない。原因部位から生じる症状を対応づける。
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