STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第18回 言語聴覚士国家試験 第57問

失語症第18回

第18回 言語聴覚士国家試験 第57問(失語症)の正答は 1 です。失語症状と用語の組合せを問う。

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問題
正しい組合せはどれか。
  1. 1.「そうですですですです」と言う。 ― 語間代
  2. 2.みかんの呼称で「りんご」と言う。 ― 記号素性錯語
  3. 3.消しゴムの呼称で「けしもむ」と言う。 ― 新造語
  4. 4.「ご住所は?」と質問すると「ご住所は」と言う。 ― 同語反復
  5. 5.切手の呼称で「きっと,きっぷ,きっく...」と言う。 ― 迂言

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 「そうですですです」は語間代(同一語の保続的反復)

失語症状と用語の組合せを問う。「そうですですです」のように語末を反復するのは語間代(logoclonia)である。他は症状名との対応が誤っている。


【各選択肢の解説】
1.「そうですですです」―語間代:✅正しい(=正答)。語の一部を反復する語間代の例。
2.みかん→「りんご」―記号素性錯語:❌誤り。意味的に関連する語に置き換わる語性(意味性)錯語である。
3.消しゴム→「けしもむ」―新造語:❌誤り。音の配列が崩れる音韻性錯語で、語の体をなしている。
4.「ご住所は?」→「ご住所は」―同語反復:❌誤り。相手の発話を繰り返す反響言語(エコラリア)である。
5.切手→「きっと,きっぷ,きっく…」―迂言:❌誤り。目標語へ近づこうとする音の試行錯誤=接近行為(音韻性錯語の連続)である。


【試験対策ポイント】
錯語は「語性(意味性)=別の実在語に置換」「音韻性=音の誤り」「新造語=意味不明の語形」に区別。語間代は語の反復、反響言語は相手の語の反復、迂言は遠回しな説明。それぞれの定義をエピソードと結びつけて整理する。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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