STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第18回 言語聴覚士国家試験 第58問

失語症第18回

第18回 言語聴覚士国家試験 第58問(失語症)の正答は 4 です。失語症の読み書きの特徴を問う。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
失語症の読み書きについて誤っているのはどれか。
  1. 1.ブローカ失語では漢字の音読よりも読解が保たれる。
  2. 2.語義失語では類音的錯読がみられる。
  3. 3.伝導失語では漢字の音読で音韻性の誤りがみられる。
  4. 4.ウェルニッケ失語の読解では漢字よりも仮名が保たれる。
  5. 5.超皮質性感覚失語では仮名単語の理解が低下する。

正答:4番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:4番 — ウェルニッケ失語では仮名より漢字の読解が保たれる

失語症の読み書きの特徴を問う。日本語では一般に、表語文字である漢字のほうが表音文字の仮名より処理が保たれやすい。ウェルニッケ失語で「漢字より仮名が保たれる」は誤りである。


【各選択肢の解説】
1.ブローカ失語では漢字の音読より読解が保たれる:❌正しい。音読(出力)より理解が比較的保たれることが多い。
2.語義失語では類音的錯読がみられる:❌正しい。意味を介さず音から類推する読み誤りがみられる。
3.伝導失語では漢字の音読で音韻性の誤りがみられる:❌正しい。音韻出力の障害により音韻性錯読が出る。
4.ウェルニッケ失語の読解では漢字よりも仮名が保たれる:✅誤り(=正答)。一般には漢字の読解のほうが保たれやすい。
5.超皮質性感覚失語では仮名単語の理解が低下する:❌正しい。意味理解の障害により仮名・漢字とも理解が低下しうる。


【試験対策ポイント】
日本語の失語では「漢字(表語・意味に直結)>仮名(表音・音韻変換を要する)」で漢字が保たれやすいのが原則。音韻処理の障害(伝導失語など)では仮名・音読で音韻性錯読が目立つ。文字種による解離を押さえる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第18回 全問一覧

▶ 失語症 の過去問一覧

スポンサーリンク