第18回 言語聴覚士国家試験 第58問
第18回 言語聴覚士国家試験 第58問(失語症)の正答は 4 です。失語症の読み書きの特徴を問う。
- 1.ブローカ失語では漢字の音読よりも読解が保たれる。
- 2.語義失語では類音的錯読がみられる。
- 3.伝導失語では漢字の音読で音韻性の誤りがみられる。
- 4.ウェルニッケ失語の読解では漢字よりも仮名が保たれる。 ✓
- 5.超皮質性感覚失語では仮名単語の理解が低下する。
正答:4番
初回正答率 44.4%難問
108人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
失語症の読み書きの特徴を問う。日本語では一般に、表語文字である漢字のほうが表音文字の仮名より処理が保たれやすい。ウェルニッケ失語で「漢字より仮名が保たれる」は誤りである。
【各選択肢の解説】
1.ブローカ失語では漢字の音読より読解が保たれる:❌正しい。音読(出力)より理解が比較的保たれることが多い。
2.語義失語では類音的錯読がみられる:❌正しい。意味を介さず音から類推する読み誤りがみられる。
3.伝導失語では漢字の音読で音韻性の誤りがみられる:❌正しい。音韻出力の障害により音韻性錯読が出る。
4.ウェルニッケ失語の読解では漢字よりも仮名が保たれる:✅誤り(=正答)。一般には漢字の読解のほうが保たれやすい。
5.超皮質性感覚失語では仮名単語の理解が低下する:❌正しい。意味理解の障害により仮名・漢字とも理解が低下しうる。
【試験対策ポイント】
日本語の失語では「漢字(表語・意味に直結)>仮名(表音・音韻変換を要する)」で漢字が保たれやすいのが原則。音韻処理の障害(伝導失語など)では仮名・音読で音韻性錯読が目立つ。文字種による解離を押さえる。
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