STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第18回 言語聴覚士国家試験 第62問

高次脳機能障害第18回

第18回 言語聴覚士国家試験 第62問(高次脳機能障害)の正答は 4 です。健忘症候群は、海馬・乳頭体・視床内側核とともに、アセチルコリン作動性ニューロンが集まる前脳基底部の損傷で生じる。

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問題
健忘症候群を起こす脳部位はどれか。
  1. 1.被殼
  2. 2.淡蒼球
  3. 3.黒質
  4. 4.前脳基底部
  5. 5.脳梁

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 前脳基底部の損傷で健忘症候群が生じる

健忘症候群は、海馬・乳頭体・視床内側核とともに、アセチルコリン作動性ニューロンが集まる前脳基底部の損傷で生じる。前交通動脈瘤破裂などが原因となる。


【各選択肢の解説】
1.被殻:❌大脳基底核の一部で、運動制御に関与し健忘の主座ではない。
2.淡蒼球:❌基底核の一部で、健忘の責任部位ではない。
3.黒質:❌ドパミン系でパーキンソン症状に関与し、健忘の主座ではない。
4.前脳基底部:✅正しい(=正答)。コリン作動性核があり、損傷で健忘症候群を生じる。
5.脳梁:❌左右半球を連絡する交連線維で、離断症状は起こすが健忘の主座ではない。


【試験対策ポイント】
記憶(エピソード記憶)の回路はパペッツ回路(海馬―脳弓―乳頭体―視床前核―帯状回)とヤコブレフ回路(扁桃体―視床背内側核など)。これに前脳基底部のコリン系が加わる。前交通動脈瘤破裂による前脳基底部健忘は頻出。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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