第18回 言語聴覚士国家試験 第77問
第18回 言語聴覚士国家試験 第77問(機能性構音障害)の正答は 2 です。構音類似運動検査は、各音の構音動作を模した運動を行わせて構音器官の働きを調べる。
- 1.[r] ― 開口して舌尖を上顎前歯裏につけさせる。
- 2.[φ] ― 口唇を閉鎖し、呼気をためて破裂させる。 ✓
- 3.[h] ― 大きく開口して強く息を吐かせる。
- 4.[m] ― 口唇を閉じてそのまま声を出させる。
- 5.[t] ― 上下顎前歯の間から舌を出し、閉鎖を作り破裂させる。
正答:2番
初回正答率 67.6%標準
71人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
構音類似運動検査は、各音の構音動作を模した運動を行わせて構音器官の働きを調べる。[φ](両唇摩擦音)は唇のすき間から呼気を摩擦させて出す音で、「呼気をためて破裂させる」という破裂音の記述は誤りである。
【各選択肢の解説】
1.[r]―開口して舌尖を上顎前歯裏につけさせる:❌妥当。弾き音に向けた舌尖の運動を促す。
2.[φ]―口唇を閉鎖し、呼気をためて破裂させる:✅誤り(=正答)。[φ]は両唇の摩擦音で、唇のすき間から呼気を摩擦させる。破裂させる動作は[p]に対応する。
3.[h]―大きく開口して強く息を吐かせる:❌妥当。声門摩擦音[h]の呼気を促す。
4.[m]―口唇を閉じてそのまま声を出させる:❌妥当。両唇鼻音[m]の構えに対応する。
5.[t]―上下顎前歯の間から舌を出し、閉鎖を作り破裂させる:❌おおむね妥当。歯(茎)での閉鎖開放による破裂を促す。
【試験対策ポイント】
各音の「構音位置×構音方法」を運動に翻訳できるかが要。破裂音([p][t][k])は閉鎖→開放、摩擦音([φ][s][h])はすき間からの持続的呼気、鼻音([m][n])は鼻腔への通気。[φ]を破裂とする取り違えが本問の誤り。
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