第18回 言語聴覚士国家試験 第80問
器質性構音障害第18回
第18回 言語聴覚士国家試験 第80問(器質性構音障害)の正答は 5 です。PLP(軟口蓋挙上装置)は軟口蓋を持ち上げて鼻咽腔閉鎖不全を補う装置で、舌の切除による問題には対応しない。
問題
舌癌術後の状態と対策の組合せで適切でないのはどれか。
- 1.残存舌の運動性低下 ― 舌の可動域拡大
- 2.舌根部半切 ― 咽頭破裂音による代償構音
- 3.舌尖切除 ― 下口唇と上顎前歯による代償構音
- 4.残存舌のボリューム低下 ― 舌接触補助床(PAP)
- 5.舌全摘出 ― 軟口蓋挙上装置(PLP) ✓
正答:5番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 67.2%標準
125人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 舌全摘出 ― 軟口蓋挙上装置(PLP)
PLP(軟口蓋挙上装置)は軟口蓋を持ち上げて鼻咽腔閉鎖不全を補う装置で、舌の切除による問題には対応しない。舌の切除後(全摘出なら再建舌)の口蓋との接触不足を補うのは、口蓋を厚く下げる舌接触補助床(PAP)である。
【各選択肢の解説】
1. 残存舌の運動性低下 ― 舌の可動域拡大
✅ 正しい。残存舌の運動性の低下には、可動域を広げる訓練で接触を改善する。
✅ 正しい。残存舌の運動性の低下には、可動域を広げる訓練で接触を改善する。
2. 舌根部半切 ― 咽頭破裂音による代償構音
✅ 正しい。奥舌・舌根での軟口蓋音が作れないとき、咽頭での閉鎖で代償する構音を指導する。
✅ 正しい。奥舌・舌根での軟口蓋音が作れないとき、咽頭での閉鎖で代償する構音を指導する。
3. 舌尖切除 ― 下口唇と上顎前歯による代償構音
✅ 正しい。舌尖音を、下口唇と上顎前歯の接触で代償する。
✅ 正しい。舌尖音を、下口唇と上顎前歯の接触で代償する。
4. 残存舌のボリューム低下 ― 舌接触補助床(PAP)
✅ 正しい。PAPは口蓋を下げて、量の減った舌でも口蓋に接触できるようにする装置である。
✅ 正しい。PAPは口蓋を下げて、量の減った舌でも口蓋に接触できるようにする装置である。
5. 舌全摘出 ― 軟口蓋挙上装置(PLP)
❌ 誤り(=正答)。PLPは鼻咽腔閉鎖不全への装置で、舌の欠損を補う装置ではない。正しくはPLPは軟口蓋麻痺などによる鼻咽腔閉鎖不全に対して軟口蓋を挙上する装置で、舌全摘出(再建舌)後に口蓋との接触を補うのは舌接触補助床(PAP)である。
❌ 誤り(=正答)。PLPは鼻咽腔閉鎖不全への装置で、舌の欠損を補う装置ではない。正しくはPLPは軟口蓋麻痺などによる鼻咽腔閉鎖不全に対して軟口蓋を挙上する装置で、舌全摘出(再建舌)後に口蓋との接触を補うのは舌接触補助床(PAP)である。
【試験対策ポイント】
| 装置 | 対象 | しくみ |
|---|---|---|
| PAP(舌接触補助床) | 舌の切除・運動低下・量の低下(再建舌を含む) | 口蓋側を厚くして下げ、舌との接触を補う |
| PLP(軟口蓋挙上装置) | 軟口蓋麻痺などの鼻咽腔閉鎖不全 | 軟口蓋を挙上して鼻咽腔を閉じやすくする |
問題が「舌」か「軟口蓋」かで装置を選ぶ。
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