第18回 言語聴覚士国家試験 第91問
小児聴覚障害第18回
第18回 言語聴覚士国家試験 第91問(小児聴覚障害)の正答は 1 です。2歳6か月の高度聴覚障害児で、表出語彙98語・二語連鎖が出始めた段階である。
問題
2歳6か月の高度聴覚障害児。表出語彙は98語。発話は不明瞭であり「パパ カイシヤ」などの意味を示す語連鎖がある。言語指導で優先順位が低いのはどれか。
- 1.構音訓練 ✓
- 2.生活場面の指示理解
- 3.絵日記を用いた経験の言語化
- 4.行動のルーチン化
- 5.コミュニケーションによる相互交渉
正答:1番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 57.7%標準
78人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 語連鎖が出始めた段階では構音訓練の優先順位は低い
2歳6か月の高度聴覚障害児で、表出語彙98語・二語連鎖が出始めた段階である。この時期は語彙・統語やコミュニケーションの発達を支えることが中心で、発話の明瞭化(構音訓練)の優先順位は低い。
【各選択肢の解説】
1.構音訓練:✅優先順位が低い(=正答)。語連鎖が出始めたばかりの段階では、構音の精密化より言語・コミュニケーションの発達支援が優先される。
2.生活場面の指示理解:❌優先度が高い。理解言語を生活文脈で広げる基礎的支援。
3.絵日記を用いた経験の言語化:❌優先度が高い。経験と言葉を結びつけ表現を育てる。
4.行動のルーチン化:❌優先度が高い。見通しのある日課がやり取りの土台になる。
5.コミュニケーションによる相互交渉:❌優先度が高い。やり取りそのものが言語発達を促す。
【試験対策ポイント】
言語獲得の初期(語彙拡大・語連鎖の出現期)は、理解語彙・表出語彙・やり取りの発達を優先する。構音の精密な訓練は、ある程度の語彙・言語基盤が整ってから比重が増す。発達段階に応じた目標設定が判断の軸となる。
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