第18回 言語聴覚士国家試験 第95問
聴力検査第18回
第18回 言語聴覚士国家試験 第95問(聴力検査)の正答は 5 です。純音聴力検査のマスキングに関する正誤問題。
問題
純音聴力検査のマスキングについて誤っているのはどれか。
- 1.気導の両耳間移行減衰量はおよそ50~60dBである。
- 2.マスキングは良聴耳側の陰影聴取を防ぐ。
- 3.骨導の両耳間移行減衰量は15dB未満である。
- 4.オーバーマスキングによって測定される聴力閾値は上昇する。
- 5.外耳道閉鎖効果で低音の骨導閾値は上昇する。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 39.8%難問
108人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 外耳道閉鎖効果では低音の骨導閾値はむしろ改善(低下)する
純音聴力検査のマスキングに関する正誤問題。外耳道を塞ぐと低音域の骨導感度が上がり、骨導閾値はむしろ良好(低下)になる(閉鎖効果=オクルージョン効果)。「上昇する」は誤りである。
【各選択肢の解説】
1. 気導の両耳間移行減衰量はおよそ50~60dBである。
✅ 正しい。気導は頭部を介して反対側へ伝わる際に大きく減衰する。
✅ 正しい。気導は頭部を介して反対側へ伝わる際に大きく減衰する。
2. マスキングは良聴耳側の陰影聴取を防ぐ。
✅ 正しい。良聴耳(非検査耳)が拾う影の聴取を遮蔽する。
✅ 正しい。良聴耳(非検査耳)が拾う影の聴取を遮蔽する。
3. 骨導の両耳間移行減衰量は15dB未満である。
✅ 正しい。骨導はほとんど減衰せず、ごくわずかである。
✅ 正しい。骨導はほとんど減衰せず、ごくわずかである。
4. オーバーマスキングによって測定される聴力閾値は上昇する。
✅ 正しい。過剰な遮蔽音が検査耳にも届き閾値が見かけ上悪化する。
✅ 正しい。過剰な遮蔽音が検査耳にも届き閾値が見かけ上悪化する。
5. 外耳道閉鎖効果で低音の骨導閾値は上昇する。
❌ 誤り(=正答)。閉鎖効果で低音骨導感度が高まる。正しくは低音の骨導閾値は低下(改善)する。
❌ 誤り(=正答)。閉鎖効果で低音骨導感度が高まる。正しくは低音の骨導閾値は低下(改善)する。
【試験対策ポイント】
両耳間移行減衰量は「気導50〜60dB・骨導ほぼ0(小さい)」が要。マスキングは陰影聴取の遮蔽が目的で、過剰だとオーバーマスキングで閾値が悪化。閉鎖効果(外耳道を塞ぐと低音骨導が良くなる)は閾値が「下がる(改善)」方向である点に注意。
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