第19回 言語聴覚士国家試験 第103問
神経系第19回
誤っている組み合わせはどれか。
- 1.脊髄神経節 ― 感覚神経
- 2.背髄白質 ― 神経細胞体 ✓
- 3.脊髄神経後根 ― 感覚神経
- 4.脊髄神経前根 ― 運動神経
- 5.脳神経 ― 顔面神経
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 脊髄白質 ― 神経細胞体
脊髄白質は神経線維(軸索)からなる神経束であり、神経細胞体を含まない。神経細胞体は脊髄灰白質に存在する。この問題は脊髄の組織構造と神経線維の分布を正確に理解しているかを問う基本問題です。
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【各選択肢の解説】
1. 脊髄神経節 ― 感覚神経
✅ 正しい。脊髄神経節(後根神経節)には感覚神経の細胞体が存在し、感覚信号の中継点として機能します。
2. 脊髄白質 ― 神経細胞体
❌ 誤り。脊髄白質は上行路(感覚路)と下行路(運動路)を構成する神経線維(軸索)の集合体であり、神経細胞体は含まれません。神経細胞体は脊髄灰白質のみに存在します。
3. 脊髄神経後根 ― 感覚神経
✅ 正しい。後根は脊髄神経節を経由して脊髄に入る求心性(感覚)線維から構成されます。
4. 脊髄神経前根 ― 運動神経
✅ 正しい。前根は脊髄灰白質の運動神経細胞体から出る遠心性(運動)線維から構成されます。
5. 脳神経 ― 顔面神経
✅ 正しい。顔面神経は脳神経の第VII対であり、正しい対応です。
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【試験対策ポイント】
脊髄の基本構造:
| 部位 | 成分 | 含まれるもの |
|---|---|---|
| 灰白質 | 神経細胞体・樹状突起・シナプス | あり |
| 白質 | 上行路・下行路 | 軸索のみ |
| 後根神経節 | 感覚神経細胞体 | あり |
脊髄神経の構成:
| 神経根 | 線維種 | 機能 |
|---|---|---|
| 前根 | 運動線維 | 遠心性(脊髄→筋肉) |
| 後根 | 感覚線維 | 求心性(皮膚→脊髄) |
頻出の誤り:「脊髄白質に神経細胞体がある」と混同する受験生が多いため要注意。灰白質と白質の役割分担を明確に区別することが重要です。