第19回 言語聴覚士国家試験 第118問
呼吸系第19回
舌尖を挙上するのはどれか。
- 1.上縦舌筋 ✓
- 2.下縦舌筋
- 3.垂直舌筋
- 4.横舌筋
- 5.茎突舌筋
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 上縦舌筋
舌の内在筋のうち、上縦舌筋は舌背から舌尖に向かって走行し、収縮すると舌尖を挙上させます。舌の精密な動きを担う筋で、特に舌尖の上げ下げ運動に重要な役割を果たします。
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【各選択肢の解説】
1. 上縦舌筋
✅ 正しい。舌背から舌尖に向かって縦走する筋で、収縮により舌尖を挙上させます。舌の内在筋の中でも舌尖運動を最も直接的に制御します。
2. 下縦舌筋
❌ 誤り。下縦舌筋は舌尖を下げる作用を持ちます。上縦舌筋と相互作用し、舌尖の上下運動を調節する拮抗筋です。
3. 垂直舌筋
❌ 誤り。垂直舌筋は舌を前後に扁平化させ、舌の厚さを調節する筋です。舌尖挙上には関与しません。
4. 横舌筋
❌ 誤り。横舌筋は舌を左右に狭くする作用を持ちます。舌の幅を減らすのに関与し、舌尖挙上とは無関係です。
5. 茎突舌筋
❌ 誤り。茎突舌筋は外在筋で、舌全体を後方に引き込む作用を持ちます。舌尖の挙上ではなく、舌の後退に関与します。
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【試験対策ポイント】
舌筋の機能整理
| 筋名 | 分類 | 走行方向 | 主な作用 |
|---|---|---|---|
| 上縦舌筋 | 内在筋 | 舌背→舌尖(縦) | **舌尖挙上** |
| 下縦舌筋 | 内在筋 | 舌背→舌尖(縦) | 舌尖下げ |
| 垂直舌筋 | 内在筋 | 背側→腹側(垂直) | 舌の扁平化 |
| 横舌筋 | 内在筋 | 左側→右側(横) | 舌の幅縮小 |
| 茎突舌筋 | 外在筋 | 茎状突起→舌根 | 舌後退 |
内在筋vs外在筋の区別
- 内在筋:舌内に完全に含まれる(舌の形態変化に関与)
- 外在筋:骨格から舌に付着(舌全体の位置・方向変化に関与)
舌尖運動に関わる筋は「縦走する内在筋」に限定される点がポイントです。舌尖の上げ下げは上下縦舌筋の相互作用で実現します。