第19回 言語聴覚士国家試験 第124問
学習心理学第19回
第19回 言語聴覚士国家試験 第124問(学習心理学)の正答は 1 です。もともと反応を引き起こさなかった中性刺激(エレベーター)が、不快な経験と対提示されることで条件刺激となり、条件反応(心拍上昇)を引き起こすようになった現象であり、これが正答である。
問題
条件づけによって、エレベータの中に入ると「心拍が高まる」という反応が強化されているとする。正しいはどれか。
- 1.この反応は古典的条件付けによって成立している。 ✓
- 2.この反応は変間隔スケジュールによって強化されたと考えられる。
- 3.この反応が自動車の中でも生じるようになることを分化という。
- 4.この反応が汎化した反応であれば消去することができない。
- 5.内的な要因によってこの反応が生じなくなることを自発的回復という。
正答:1番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 62.5%標準
88人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 中性刺激(エレベーター)が反応を引き起こすようになるのは古典的条件づけである
学習理論の問題である。エレベーターに乗ると心拍が高まるようになった現象が何にあたるかを問う。
【各選択肢の解説】
1. 古典的条件づけによって成立した ⭕(=正答)
もともと反応を引き起こさなかった中性刺激(エレベーター)が、不快な経験と対提示されることで条件刺激となり、条件反応(心拍上昇)を引き起こすようになった現象であり、これが正答である。
2. 変間隔スケジュールによって成立した ❌
変間隔スケジュールはオペラント条件づけの強化スケジュールであり、本現象の説明にはあたらない。
3. 自動車に乗っても生じるのは分化である ❌
類似した別の刺激にも反応が起こるのは般化であり、分化(弁別)ではない。
4. 般化した反応は消去できない ❌
条件反応は刺激を伴わない提示の反復により消去できる。
5. 内的要因によって生じなくなる ❌
条件反応が一時的に再出現する自発的回復などがあり、「内的要因で生じなくなる」という説明は不適切である。
【試験対策ポイント】
古典的(レスポンデント)条件づけ=刺激と刺激の対提示で中性刺激が反応を誘発するようになる学習である。似た刺激にも反応が広がる般化、特定刺激だけに反応する弁別(分化)、提示反復による消去と自発的回復をセットで覚える。
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