第19回 言語聴覚士国家試験 第13問
耳鼻咽喉科学第19回
中咽頭に属するのはどれか。
a.舌 体
b.舌 根
c.口蓋扁桃
d.硬口蓋
e.頬粘膜
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — b,c(舌根と口蓋扁桃)
中咽頭は咽頭の上部区間で、舌根・軟口蓋・口蓋扁桃などを含みます。舌根と口蓋扁桃は中咽頭に位置する代表的な構造物です。一方、舌体・硬口蓋・頬粘膜は口腔に属し、中咽頭には含まれません。
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【各選択肢の解説】
a. 舌体
❌ 誤り。舌体は口腔前部に位置する構造物で、舌背・舌腹・舌側縁から構成されます。中咽頭ではなく「口腔」に属します。舌は舌体と舌根に分かれ、舌体が中咽頭に含まれないことは頻出の紛らわしい知識です。
b. 舌根
✅ 正しい。舌根は舌の後部で、中咽頭の上壁を形成する重要な構造物です。中咽頭に属する代表的な器官で、咽頭反射や嚥下時に機能します。
c. 口蓋扁桃
✅ 正しい。口蓋扁桃は中咽頭の側壁(舌根と軟口蓋の間)に位置し、リンパ組織です。中咽頭に属する最も代表的な構造物であり、咽頭痛の原因になりやすい器官です。
d. 硬口蓋
❌ 誤り。硬口蓋は口腔の天井を形成し、「口腔」に属する構造です。軟口蓋とは異なり、硬口蓋は中咽頭には含まれません。このタイプの問題では軟口蓋と硬口蓋の区別が重要です。
e. 頬粘膜
❌ 誤り。頬粘膜は口腔側壁を形成し、「口腔」に属します。中咽頭ではなく口腔の一部です。
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【試験対策ポイント】
咽頭の3区間と構成部位の整理:
| 咽頭の部位 | 所属構造 |
|---|---|
| 上咽頭 | アデノイド(咽頭扁桃)、ロスミューラー窩、咽頭扁桃 |
| 中咽頭 | 舌根、軟口蓋、口蓋垂、口蓋扁桃、咽頭側壁 |
| 下咽頭 | 梨状陥凹、咽頭後壁、輪状咽頭筋 |
口腔の構成部位(中咽頭ではない):
- 舌体(前2/3)
- 硬口蓋
- 頬粘膜
- 前口蓋弓・後口蓋弓
紛らわしい用語:
- 「舌根」と「舌体」は異なる部位。舌根は中咽頭、舌体は口腔に属する
- 「硬口蓋」と「軟口蓋」。硬口蓋は口腔、軟口蓋は中咽頭に属する