第19回 言語聴覚士国家試験 第152問
心理測定法第19回
測定結果が理論から導かれる事実と矛盾しないことを示すのはどれか。
- 1.内的妥当性
- 2.外的妥当性
- 3.内容妥当性
- 4.基準関連妥当性
- 5.構成概念妥当性 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 構成概念妥当性
測定結果が理論から導かれる事実と矛盾しないことを示すのは構成概念妥当性です。これは、測定しようとしている理論的概念が実際に測定されているかを検証するもので、理論的予測と実測データの一致度を評価します。
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【各選択肢の解説】
1. 内的妥当性
❌ 誤り。内的妥当性は研究デザインの妥当性であり、因果関係の推論における信頼性に関わります。測定結果が理論と矛盾しないかどうかを判定するものではありません。心理測定法における妥当性の分類ではなく、研究方法論の用語です。
2. 外的妥当性
❌ 誤り。外的妥当性は研究結果が他の集団や文脈にどの程度一般化できるかを示す概念です。理論から導かれた事実との矛盾を検証する機能はありません。これも研究デザイン論の用語です。
3. 内容妥当性
❌ 誤り。内容妥当性は測定項目が測定しようとする領域を適切に代表しているかを評価するもので、専門家による論理的判断に基づきます。理論から導かれた事実との矛盾を統計的に検証するものではありません。
4. 基準関連妥当性
❌ 誤り。基準関連妥当性は測定結果が外的基準(実際の行動・診断など)とどの程度相関するかを検証するもので、「予測妥当性」と「併存妥当性」に分かれます。理論的予測との一致を見るものではなく、現実の基準との相関を見ます。
5. 構成概念妥当性
✅ 正しい。構成概念妥当性は、測定しようとしている心理学的理論概念(構成概念)が実際に測定されているかを検証し、理論から導かれる予測と実測データが矛盾していないことを示します。因子分析などで理論モデルとの適合度を統計的に検証します。
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【試験対策ポイント】
妥当性の分類(心理測定法における分類)
| 妥当性の種類 | 定義 | 検証方法 |
|---|---|---|
| 内容妥当性 | 測定項目が領域を代表しているか | 専門家判定(論理的) |
| 構成概念妥当性 | 理論的概念が実際に測定されているか | 因子分析・仮説検証(統計的) |
| 基準関連妥当性 | 外的基準との相関 | 相関係数(併存妥当性・予測妥当性) |
紛らわしい用語の区別
- 内的妥当性・外的妥当性:研究デザイン論(Campbell & Stanley)
- 内容・構成・基準関連妥当性:測定の妥当性(古典的分類)
- 構成概念妥当性:「理論との整合性」がキーワード
- 基準関連妥当性:「現実の基準」「他の検査」との相関
出題頻出の鑑別ポイント
「理論から導かれた予測と矛盾しない」→ 構成概念妥当性
「測定項目の内容が適切である」→ 内容妥当性
「実際の診断・行動と相関する」→ 基準関連妥当性