第19回 言語聴覚士国家試験 第181問
運動障害性構音障害第19回
第19回 言語聴覚士国家試験 第181問(運動障害性構音障害)の正答は 3 です。痙性構音障害は両側の上位運動ニューロン障害による。
問題
痙性構音障害でみられないのはどれか。
- 1.努力性嗄声
- 2.筋緊張亢進
- 3.線維束性収縮(攣縮) ✓
- 4.不規則な交互運動
- 5.開鼻声
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 59.6%標準
136人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 線維束性収縮(攣縮)
痙性構音障害は両側の上位運動ニューロン障害による。線維束性収縮は脱神経を示す下位運動ニューロン障害(弛緩性)の徴候なので、痙性ではみられない。
【各選択肢の解説】
1. 努力性嗄声
❌ 誤り。声帯の過緊張により絞り出すような努力性の声となる。正しくは努力性嗄声は痙性構音障害の代表的な声の特徴としてみられる。
❌ 誤り。声帯の過緊張により絞り出すような努力性の声となる。正しくは努力性嗄声は痙性構音障害の代表的な声の特徴としてみられる。
2. 筋緊張亢進
❌ 誤り。上位運動ニューロン障害で発声発語器官の筋緊張が亢進する。正しくは筋緊張亢進は痙性構音障害の基盤となる所見としてみられる。
❌ 誤り。上位運動ニューロン障害で発声発語器官の筋緊張が亢進する。正しくは筋緊張亢進は痙性構音障害の基盤となる所見としてみられる。
3. 線維束性収縮(攣縮)
✅ 正しい(=正答)。線維束性収縮は下位運動ニューロン障害(弛緩性構音障害)の徴候で、舌などにみられる。上位運動ニューロン障害の痙性構音障害ではみられない。
✅ 正しい(=正答)。線維束性収縮は下位運動ニューロン障害(弛緩性構音障害)の徴候で、舌などにみられる。上位運動ニューロン障害の痙性構音障害ではみられない。
4. 不規則な交互運動
❌ 誤り。痙性構音障害でも交互反復運動は障害され、遅く拙劣になる。正しくは交互運動の障害はみられる(公式正答は3のみで本肢はみられる側)。ただしDarleyらの分類では、痙性の交互運動は「遅いが規則的」で、リズムが不規則になるのは失調性の特徴とされる。
❌ 誤り。痙性構音障害でも交互反復運動は障害され、遅く拙劣になる。正しくは交互運動の障害はみられる(公式正答は3のみで本肢はみられる側)。ただしDarleyらの分類では、痙性の交互運動は「遅いが規則的」で、リズムが不規則になるのは失調性の特徴とされる。
5. 開鼻声
❌ 誤り。軟口蓋の運動低下で鼻咽腔閉鎖が不十分になる。正しくは開鼻声は痙性構音障害でみられる。
❌ 誤り。軟口蓋の運動低下で鼻咽腔閉鎖が不十分になる。正しくは開鼻声は痙性構音障害でみられる。
【試験対策ポイント】
| 型 | 障害部位 | 特徴的な所見 |
|---|---|---|
| 痙性 | 両側上位運動ニューロン | 筋緊張亢進・努力性嗄声・開鼻声・交互運動が遅い |
| 弛緩性 | 下位運動ニューロン | 筋萎縮・線維束性収縮・気息性嗄声・開鼻声 |
| 失調性 | 小脳 | 交互運動のリズムが不規則・断綴性発話 |
線維束性収縮=下位運動ニューロン、不規則なリズム=小脳、で切り分ける。
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