STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第19回 言語聴覚士国家試験 第31問

臨床心理学第19回
投影法でないのはどれか。
  1. 1.ロールシャッハ・テスト
  2. 2.絵画統覚検査
  3. 3.エゴグラム ✓
  4. 4.文章完成法
  5. 5.絵画欲求不満テスト

正答:3番

解説
■ 正答:3番 — エゴグラム エゴグラムは交流分析理論に基づいた自己報告式の性格検査であり、被検者が質問紙に直接回答する「質問紙法」です。投影法ではなく、客観的で構造化された測定方法であるため、誤りです。 --- 【各選択肢の解説】 1. ロールシャッハ・テスト ✅ 正しい。インクの染みに対する自由な連想反応を分析する古典的な投影法です。曖昧な刺激への反応パターンから無意識の心理構造や人格特性を推測します。 2. 絵画統覚検査(TAT) ✅ 正しい。提示された曖昧な絵に対して、被検者が物語を作成させる投影法です。こうした自由な語り出しから欲求・葛藤・防衛機制などが投影されます。 3. エゴグラム ❌ 誤り。「あなたはこのようなことがありますか」という質問項目に5段階で直接回答させる「質問紙法」です。投影法ではなく、自己認識的で構造化された測定方法であり、点数化も容易です。 4. 文章完成法 ✅ 正しい。「私は〜」などの未完成文を被検者に完成させさせる投影法です。自由な回答から無意識的な思考・感情・態度が表出します。 5. 絵画欲求不満テスト(PFスタディ) ✅ 正しい。挫折場面の絵を提示し、登場人物のセリフを自由に記入させる投影法です。欲求不満への反応様式から性格傾向が推測されます。 --- 【試験対策ポイント】 投影法と質問紙法の違い | 分類 | 特徴 | 具体例 | |---|---|---| | 投影法 | 曖昧な刺激に対する自由な反応から無意識を推測 | ロールシャッハ・TAT・文章完成法・PFスタディ | | 質問紙法 | 構造化された質問に直接回答。点数化が容易 | エゴグラム・MMPI・16PF | エゴグラム関連知識:交流分析理論に基づき、自我状態(P・A・C)を5段階評価で測定。被検者の自覚的な傾向が強く反映される。
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